観てみた、アンソニー・ハーヴェイ監督映画。1968年公開。
12世紀のイングランド。国王ヘンリー2世はクリスマスの日に、和平の為に訪れたフランス王のフィリップを始め、軟禁中の身である妃・エレノア、そしてジョン、リチャード、ジェフリーという3人の息子を、自らの居城に集める。そこで繰り広げられるのは、権謀術数渦巻く駆け引きによる跡目争いだった…という内容。
これもタイトルだけ知っていた映画、なのでイギリスの歴史劇という予備知識すら無かった。観ながらリチャードという名前が出て、獅子王?…じゃあ「ライオン」はこの人の事か。と思ったら主人公は父王の方だったので、違うのかも…
原作は舞台劇なので、限定された空間に限定された人物による心理劇といった内容。中世英国史が題材だけれど、役者の演技合戦が見所と言ってよいのだろう。本作でもピーター・オトゥールとキャサリン・ヘプバーンの演技が、高く評価された。作品としては、こじんまりした家庭内争議としか見えなかったけど。
2024.05.16
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