観てみた、トッド・ブラウニング監督映画。1931年公開。
来訪者を支配し、トランシルヴァニアの居城から英国へと渡った「ドラキュラ伯爵」。吸血鬼である彼はロンドンに現れて、ミナという女性に近づき彼女を襲う。科学者のヘルシング教授は伯爵の正体を吸血鬼と見抜き、血を吸われ配下になりかけたミナを救うべく、ドラキュラとの対決に赴くのだが…という内容。
ブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」初の正式な映画化(ムルナウのは無許可)で、ベラ・ルゴシ演じるドラキュラがその後のイメージに多大な影響を与えた事で知られる。…以前から何度か触れているけど、ようやく観られた。
まあ後の決定版、クリストファー・リー演じるハマー・プロ版「吸血鬼ドラキュラ」(1958年)の後では少々物足りないものの、今観てもルゴシの存在感は大したもの。彼を一躍スターにしたというのにも納得だ。ただ作品的には、余りにも呆気なくドラキュラが滅ぼされてしまうので、評価が今一つというのにも納得だ。
2024.07.26
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