観てみた、フレディ・フランシス監督映画。1968年公開。
吸血鬼は滅びていなかった。闘いの果て氷の中に没し、眠りに就いていたドラキュラ伯爵。崖から落下した際負傷した司祭の血を受けて、遂に復活を果たす。司祭を配下として操る彼は、夜毎近隣の村に現れ人々を襲って血を吸う。彼が次に狙いを定めたのは、悪魔祓いの高僧の姪であるマリアで…という内容。
ハマープロ製作、クリストファー・リー主演による「ドラキュラ」シリーズ。第4作である本作は前作「凶人ドラキュラ」から続いている話だが、同プロ看板監督の名匠、テレンス・フィッシャーの降板を受けて、フランシスが監督をしている。
言うても第1作「吸血鬼ドラキュラ」と、やってる事自体は大体同じな訳だけれど…人間との攻防やドラキュラ伯爵の最期等、きちんと工夫が窺えるので、(ブラム・ストーカーを読め!、という原典主義者でも)思ったより楽しめると思う。…やはりクリストファー・リーの存在感のお陰で、筋が一本通っているのは大きい。
2024.08.03
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