観てみた、A・エルウッド監督によるドキュメンタリー映画。2020年公開。
ウェストコースト・ロックにおける聖地と呼ばれるのが、カリフォルニア州LAの「ローレル・キャニオン」。The ByrdsからEaglesまで、1960年代のアメリカで勃興し、その地で革新的なロックサウンドを発展させた人々。本作では当時の写真や映像に加え、当事者自身の証言からロックの時代を追う…という内容。
変に欲張らずに焦点を絞ってはいるものの、60年〜70年代にかけての米ロック、メインストリームがここにあると言ってよいだろう。…焦点と言えば本作は映像を当時の素材に限り、インタビュー音声は(近年のものっぽいけれど)数秒と間を開けずに証言や歌詞を繋げて、連続させるという構成・編集を行っている。
成る程、オーラルヒストリー。お陰でその時代への没入感や地続き感が高く、この手のドキュメンタリーは結構見てきた自分でも、斬新に感じた。…この時代の米ロックへの興味は個人的にはそこそこながら、素晴らしい作品だと思う。
2024.09.03
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