2025.02.19

はなればなれに

観てみた。ジャン=リュック・ゴダール脚本、監督映画。1964年公開。

フランツとアルチュールは、英語学校でオディルという娘と出逢い、2人ともが恋に落ちてしまった。彼女の話では同居している叔母の家には、大金が隠されているという。彼らは札束を手に入れるべく、計画を進めるのだが…という内容。

傑作コメディ/犯罪映画ながら日本では長らく公開されず、正式に上映されたのは2001年になってからという本作。また傑作なのにアマプラで妙に点数が低いのは、同名日本映画と評価が混同されてしまっている為みたい。…内容はポップな青春描写を、ゴダールお得意の脱臼的な演出で見せる、いつもの感じ。

会話中急に無音になったり、3人が急に振り付けを合わせたダンスを始めたり。更にルーブル美術館内を大疾走した後、急にノワール調の破滅を迎えるという…自由過ぎる空気が楽しい。実験的と言うほどかしこまった感じではないし、今観ても斬新で意表を突いたこの感覚は、「永遠の青春」と言いたくなるのだな。
posted by ぬきやまがいせい at 23:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック