観てみた。ジャン=リュック・ゴダール脚本、監督映画。1964年公開。
フランツとアルチュールは、英語学校でオディルという娘と出逢い、2人ともが恋に落ちてしまった。彼女の話では同居している叔母の家には、大金が隠されているという。彼らは札束を手に入れるべく、計画を進めるのだが…という内容。
傑作コメディ/犯罪映画ながら日本では長らく公開されず、正式に上映されたのは2001年になってからという本作。また傑作なのにアマプラで妙に点数が低いのは、同名日本映画と評価が混同されてしまっている為みたい。…内容はポップな青春描写を、ゴダールお得意の脱臼的な演出で見せる、いつもの感じ。
会話中急に無音になったり、3人が急に振り付けを合わせたダンスを始めたり。更にルーブル美術館内を大疾走した後、急にノワール調の破滅を迎えるという…自由過ぎる空気が楽しい。実験的と言うほどかしこまった感じではないし、今観ても斬新で意表を突いたこの感覚は、「永遠の青春」と言いたくなるのだな。
2025.02.19
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