
聴いてみた、スコットランドのサイケ/アシッドフォーク・バンド。1967年発表。
1966年に1stアルバムの発表をしたものの、一旦は解散した「ザ・インクレディブル・ストリング・バンド」。その後、Robin Williamson(g,p他)とMike Heron(vo他)のデュオとして再結成され、翌年リリースした2ndアルバムが本作。
前作での主に伝統的なフォーク音楽から、サイケデリック・フォークやアシッド・フォークへと音楽性を発展。同時代的なヒッピームーブメントとも呼応して、アメリカでも高く評価された。…当時流行っていたシタール等を採り入れており、英国のフォークという感覚で聴いていると、余りのスモーキーさにむせてしまう。
無国籍フォーク…と言うよりは、移動民族的な自由さと横断性が感じられるのではないかな。Paul McCartneyやDavid Bowieからも、高く評価されたそうだが…本作のサイケサイケしたジャケットを手掛けた「ザ・フール」という集団は、アップルブティックの建物にも壁画を描いたりしたそう。成程、当時っぽいねえ。
…で今回聴いたのは、廉価版5枚組CDのセット。
「Original album series」THE INCREDIBLE STRING BAND(2012年)

まあ2枚くらいは既に持っていたのだけれど、それでも安かったので。