
聴いてみた、イギリスのフォーク/ロック・バンド。1972年発表。
3rdアルバムの発表後、創設メンバーのAshley Hutchingsが脱退し、Maddy Prior(vo.)、Tim Hart(g他)を中心に再編された「スティーライ・スパン」。本作4thアルバム以降ロック色を強めて、現在まで続く活動の礎となった。
元々はFairport Conventionを脱退したHutchingsの意向により、(基本的にはドラムスを導入しない)硬派な伝統曲のフォーク演奏を行って来た当グループ。本作でも全曲トラッドを採り上げているものの、ヒット曲「Gaudete」も輩出した事もあって、よりダイナミックでポピュラリティあるスタイルを強めている。
まあ当グループは初期3枚の評価が高い、という認識で間違いないと思うが(筆者が先にYBO2のカバーで知った、Boys of Bedlamも2ndに収録)本作も…と言うか、本作以降もスティーライは全部いい。殆ど全ての作品に参加しているPriorの歌声が素晴らしいので、多少演奏の方が変わっても魅力は不変だな。
…なお今回聴いたのは、こちらの12枚組CD-BOX。
本作4th以降のアルバムをドカッとまとめちゃっています。
「Good times of old England: Steeleye span 1972-1983」STEELEYE SPAN(2022年)

大変聴きでのあるBOXなのですが、
「スティーライは全部いい」と言うのも、判って頂けるかと。