観てみた。石ノ森章太郎原作、長石多可男監督映画。05年公開。
水の結晶を研究する科学者・本郷は、突然謎の組織ショッカーに拉致され改造人間にされてしまう。バッタの能力を持ち「ホッパー」と呼ばれる彼はショッカーの指示で犯罪を働くようになる。だがあるきっかけで正気を取り戻し、組織の刺客と対立する本郷。そして現れたのは彼と同じホッパー・一文字だった…という内容。
本作を観ていくつか妙に感じる要素(マスク普通に脱げるのかよ、とか)は、実は原作漫画に準拠していると聞いてちょっと感心。自分は原作未読な上、元々のTVシリーズもそれ程きちんとは見ていないのだけれど…それでも本作に対して違和感が拭えなかったので、そういう設定的な「外堀埋め」は逆に面白く感じられる。
ただ恋愛要素の強調は置いといても、やっぱり全体的な作りの貧相さが劇場映画として物足りない。ライダー&怪人のデザインや造形がいい(アクションなんかせずとも、スッと立っているだけで絵になるあたり素晴らしい)だけに残念だなあ。
2008.05.20
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