2018.08.25

ハーモニー

観てみた。なかむらたかし、M・アリアス監督によるアニメ映画。2015年公開。

「大災禍」を経て人々が健康な生活を享受する様になった時代。WHO監察官のトァンは学生時代、ミァハという同級生の導きで自殺未遂を起こしていた。そして帰郷した彼女の前で旧友キアンが、不特定多数の人々と共に自殺してしまう。彼女は背後に失踪した父親と、死んだ筈のミァハの存在を感じ…という内容。

夭折のSF作家、伊藤計劃の最終長編が原作。アリアス監督は「鉄コン筋クリート」、なかむら監督は奇作「パルムの樹」の人なので、どんな感じかと思ったら…大筋では原作そのまま。電脳会議の様子などになかむら監督らしいセンスが感じられるのに加えて、内容では多少感傷的な百合風にアレンジしている感じ。

まあアニメでは意識云々のカタストロフが、今一つ伝わらない気がしたけれど…それより原作通りなら、ヒロイン2人はアラサーな筈なんだよねえ。正直高校時代以上に不思議ちゃんと化したミァハが結構きっついなあと。大きなお世話か。
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2018.08.24

虐殺器官

観てみた、村瀬修功監督によるアニメーション映画。2017年公開。

サラエボで核爆弾テロが発生した後の混迷する世界。極秘に暗殺任務を行う米国情報軍所属のシェパード大尉は、世界各地の紛争地帯で虐殺に関係していると思しき「ジョン・ポール」という男の足取りを追っていた。大尉はプラハの町で、彼の恋人であるルツィアという女性との接触に成功するのだが…という内容。

夭折のSF作家、伊藤計劃のデビュー長編が原作。本作は制作を担当していたアニメ会社が倒産した為に当初の公開日より延期されたものの、後を引き継いだジェノスタジオの手で無事完成された。本作の内容自体は大筋で原作をなぞったものだが…原作の特徴と評される、「ナイーブさ」は後退してしまった様な。

主人公と母親との関係をオミットしてしまったのは、やはり印象としては結構変わって来るな…特に最終的決断への動機に関わる部分なので(折角の衝撃的ラストなんだからお茶を濁さず、きっちり見せておくべきだったとも思うし)。
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2018.07.30

ハイスクール・フリート OVA

見てみた、信田ユウ監督によるOVA。2017年発表。

初の実習航海の際RATt事件に巻き込まれ、乗艦を失った横須賀女子海洋学校の「晴風」クルー。現在は始末書執筆に追われる艦長・岬明乃に代わって、記録員・納沙幸子が乗員全員に通達事項が記された封筒を手渡す事になる。だが晴風クラスには事件の後処理で、解散になるという噂があって…という内容。

2016年に放映されたTVアニメシリーズの、続編となるOVA。更に劇場版製作がアナウンスされたので、本作はまあ繋ぎの話となる訳だが…主役メカの乗り換えエピソードという側面もあるな。ただ別にパワーアップは伴わない上に名前変更もないので、どちらかと言うとアイアンギアクルーが同型艦を乗っ取った感じか。

内容自体は戦闘の無い日常話。脇キャラ個々に焦点を当てて掘り下げるものだけに、ミケちゃんにほとんど出番が無い辺り個人的には残念。まあ本作の場合これでいいんじゃないかという気もするけど…何だかんだ映画は楽しみすな。
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2018.07.28

夜明け告げるルーのうた

観てみた、湯浅政明監督によるアニメーション映画。2017年公開。

東京から祖父の実家がある港町に移り住んだ少年、足元カイ。音楽の才能を持つ彼は、同級生の遊歩と国夫からバンド活動を誘われていた。そんな彼の奏でる音楽に誘われて、人魚のルーが姿を現す。音楽に合わせて華麗に踊る動画が大評判になったルーは、町興しを狙う人々から目を付けられて…という内容。

本作は湯浅監督の劇場アニメとしては3本目であると共に、「マインド・ゲーム」以来のオリジナル作品。ただ内容的には、「崖の上のポニョ」との共通点が指摘される事が多い。だからストーリー自体、そこまで重視しても仕方ないのかも。むしろ(まさに水流のごとくに)溢れるイマジネーションに浸るべき映画なのでは。

四角く区切られた水が宙に浮き、奔放な流れを形作る。毎度の湯浅流作画だけに現実感には乏しいものの、まさに奔流と言うべきイメージに圧倒される。結局マインド〜同様マニア向けと言うのは残念な気がするけど、これはこれで良い。
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2018.07.27

くもとちゅうりっぷ

観てみた、政岡憲三監督によるアニメーション映画。1943年公開。

昆虫の世界。巣を張り巡らして獲物を探すクモは、楽しげに歌うテントウ虫の少女に、自分のハンモックに寝てみないかと誘う。それを断るテントウ虫に執拗にクモが付きまとい、見るに見かねたチューリップが彼女を救って逃がしてやる。怒ったクモはチューリップの花を、糸でグルグル巻きにしてしまい…という内容。

横山美智子の童話を原作とする本作は「日本アニメの父」とも呼ばれる政岡監督により、日米戦争の行われる只中に製作された。16分程の短編ながら当時は大変貴重だった「セル」を用いている上、(「桃太郎 海の神兵」等の様に戦意高揚を目的としない)メルヘンチックな内容が現在も高く評価されているとの事。

まあ今の感覚だと自然界の法則に従っているだけのクモを、まるで悪者みたいに描いている辺りどうなの?…という気もしてしまうけど。それでも丁寧に描写された作画や、(元祖萌えキャラ?)テントウ虫のコケティッシュさ等見所は多い。
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2018.07.24

桃太郎 海の神兵

観てみた、瀬尾光世監督によるアニメーション映画。1945年公開。

休暇で帰郷した少年兵の犬、猿、雉とそれに熊。久々に再会した郷里の弟から訊ねられて猿は、自分が航空兵だと説明する。だが実際には彼らは極秘に編成された海軍の落下傘部隊で、桃太郎隊長指揮の下日々訓練に明け暮れていた。そして遂に鬼ヶ島を占領した鬼共を、急襲する作戦の命が下り…という内容。

手塚治虫も戦争真っ直中の公開当時に観たという、日本初の長編アニメ映画。当時実際に行われた空挺降下作戦を題材にした国威発揚作品である。…少年兵の帰郷から始まる辺りは「ハワイマレー沖海戦」を連想させるけど、(そちらと違い)落下傘部隊への取材が許されただけあって、詳細な描写に驚かされた。

まだまだ発展途上のアニメ技術や戦時下の窮乏も伺わせるが、それを上回る熱意が感じられて素晴らしい。「あいうえお」ミュージカルの楽しさや、ポパイパロディ等のお陰で、下品にならず済んだのは製作者のセンスあってのものだろう。
posted by ぬきやまがいせい at 21:42 | Comment(0) | アニメ

2018.07.23

宇宙ショーへようこそ

観てみた、舛成孝二監督によるアニメーション映画。2010年公開。

夏休みに子供達だけで行う合宿に集まった、夏紀を始めとする小学生5人。そこで彼らは森の中で傷付き倒れていた、犬そっくりの宇宙人・ポチと出逢う。彼は助けてもらった礼として、皆を月旅行に招待する。月は実は宇宙人達の一大観光施設になっていた。夏紀達はそこで「宇宙ショー」の存在を知り…という内容。

倉田英之脚本、舛成監督の「かみちゅ!」コンビによるアニメ映画。少年少女によるひと夏の冒険、と書くとまた宮崎アニメシンドロームかよと思ってしまうところだが…実際は「モンスターズ・インク」等のピクサー作品を、日本アニメに落とし込んだ感じ(それから主題歌は、歌の上手いおばちゃんことスーザン・ボイル)。

ゆるキャラだらけの中で進む内容は楽しげだが、次第に生真面目なアクション展開になる辺りいかにも日本のアニメと言うべきか。…まあピクサーの様にファミリー向けにならないのは、上記コンビのオタク的気質が根本にあるからだろう。
posted by ぬきやまがいせい at 22:38 | Comment(0) | アニメ

2018.07.21

きみの声をとどけたい

観てみた、伊藤尚往監督によるアニメーション映画。2017年公開。

女子高生・行合なぎさはある日商店街の一角に、ラジオ放送設備の整った閉鎖中の喫茶店を見つける。そこはかつて矢沢紫音の母が、ミニFM局を運営していた場所なのだ。事故のために12年もの間意識不明である紫音の母に「声」を聞かせるべく、なぎさは友人達を集めて再びFM放送を始めるのだが…という内容。

新人声優発掘企画「キミコエ・プロジェクト」の下に製作された本作。それゆえ主要キャストはほぼオーディション選考による新人声優で、内容の方でも「声」を主題としたものとなっている。個人的には同じく女子高生ものでマッドハウス制作、映像的な雰囲気等から「宇宙よりも遠い場所」と似た印象があったんだけど…

この2作はむしろ、「相違点」から語った方がよい気がするという位、正反対な印象を持った。筆者がいちいち挙げるよりは実際観て比較した方がいいと思うけれど…とは言え比較した事で、両作とも「これはこれで」という風に感じられたかも。
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2018.07.20

ポッピンQ

観てみた、宮原直樹監督によるアニメーション映画。2016年公開。

中学卒業を目前に控えながら、家庭や学校生活に悩みや問題を抱える少女達、伊純、蒼、小夏、あさひ。4人は異世界「時の谷」に喚び出され、不思議な生き物・ポッピン族に世界を危機から救うよう頼まれる。その手段はなんとダンス。仲々息の合わない彼女達の前に、ダンス経験者の沙紀が現れて…という内容。

東映アニメーション60周年を記念して製作された本作。同じく記念作である「タイガーマスクW」が過去の名作の続編だったのに対し、本作は新規企画によるオリジナルとなっている。…ただ宮原監督が「プリキュア」シリーズの3DCG担当だった事もあって、そちらと同様ファンタジーやダンス要素が採り入れられている。

というか黒星紅白絵でバトル要素が控えめという以外、ほぼプリキュアだ。ただそちらが1年掛けてやる話を90分程で済ませてしまうので、キャラにも内容にもちっとも愛着が湧いてこない。色々勿体ないと思うものの…続編は要らないな。
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2018.07.18

攻殻機動隊 新劇場版

観てみた、黄瀬和哉総監督によるアニメーション映画。2015年公開。

2029年、草薙素子少佐率いるサイボーグ部隊が大使館占拠のテロリストを急襲。だが同時刻総理大臣が爆弾により、草薙の元上司・クルツ中佐と共に暗殺された。事件を追う中で、草薙と同じ姿をした犯罪者ハッカーの存在が浮かび上がる。真相を前に草薙は部隊を解散、単独行動を取るのだが…という内容。

士郎正宗の漫画を原作とする「攻殻機動隊」シリーズ。本作はその前日譚として始まった「ARISE」の最終章であると共に、既存作冒頭へとつながるストーリーが描かれるという趣向。だからお馴染みの光学迷彩ダイブや桜の24時間監視も出て来るんだけど…桜の方もよく見るけど別に名シーンって訳ではないよな。

個人的にはARISEの内容をすっかり忘れていて参った(クルツからして何した人だったか思い出せないし…)。結局ARISEに対する違和感は無くならなかったけれど、今更少佐に「へっへーんだ、やなこった」とか言い出されても困るし。
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2018.07.17

ガラスの花と壊す世界

観てみた、石浜真史監督によるアニメーション映画。2016年公開。

コンピュータ内の仮想空間・知識の箱。その世界を侵食するウイルスと戦うのが、デュアルとドロシーという少女の姿をした抗体プログラムだった。ある日2人が戦闘の中遭遇したのが正体不明のプログラム。リモという自分の名前以外の記憶を持たない彼女だったが、まるで人間の少女の様に振る舞い…という内容。

設定が入り組んでいる割に少数登場人物によるシンプルな内容で、ストーリーが駆け足な割に歌だけ流れるPV風の足踏みシーンがあるという。ええ話っぽくまとまったとは思うけど、人類復活までやりきったゼーガペイン程ではないな。

本作は「アニメ化大賞」を獲得した公募作品、Physics Pointの「D.bakup」を原案とする中編アニメ。崩壊後の世界に残された唯一の楽園を描いた内容…と書くと石浜監督が以前手掛けた「新世界より」と共通するけれど、まああまり関係無いだろう。それでもどこか厭世的な感覚があるのは、作家的資質かもしれん。
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2018.07.15

夜は短し歩けよ乙女

観てみた、湯浅政明監督によるアニメーション映画。2017年公開。

ある夏の夜。女子大生「黒髪の乙女」は、底なしの勢いで飲み歩き、ふとした弾みで思い出した幼少時代宝物だった絵本を探し歩く。そんな彼女の前に事あるごとに現れる「先輩」もまた、夏の夜に「黒髪の乙女」を探し歩き…という内容。

原作は森見登美彦の小説で、以前同作者の「四畳半神話体系」TVアニメを手掛けた湯浅監督が映画化している。…戦前アニメ等思わせる作画や突飛な演出を引き継ぎ、更に脇キャラを「四畳半」よりスライド出演させているのが特徴。内容の方も「酒」「古書」「演劇」と題材を渡り歩く、前衛的でペダンチックな作品。

ある一夜を舞台に様々な場面を移ろい/彷徨い歩く物語は、ジョイスの「ユリシーズ」を連想させたんだけど…どうも小説(未読)とアニメとでは印象が違うらしい。原作はこれでもすれ違い恋愛小説といった風情だそうで、やたらと攻めてる感じなのはアニメの演出あってのものとか。とは言え決して「難解」ではないけどね。
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2018.07.14

メアリと魔女の花

観てみた、米林宏監督によるアニメーション映画。2017年公開。

田舎の町に転居した少女・メアリ。世話になる大叔母や、近所の少年・ピーターといった新たな出逢いがあるものの、彼女は何をするにも空回り。そんなある霧の日、迷い込んだ森で彼女は「魔女の花」を見つける。その事で魔法の力を得たメアリは、空飛ぶ箒の導きで異世界の魔法大学に辿り着くのだが…という内容。

スタジオジブリ独立後の米林監督により設立された、スタジオポノックの初作品である本作。…原作はメアリー・スチュアートの児童小説で、同監督はジブリ=宮崎アニメにおける海外児童小説の原作路線を引き継いでいこうって事かな。

内容としても実際宮崎アニメを思わせる要素の詰め合わせという感じだが、「アリエッティ」や「マーニー」とは違う活劇路線なので、個人的には嫌いじゃない…メアリの可愛さだけで大体許せるし。ただ(これは原作からの問題か)メアリ1人のシーンが多いせいで、やたら説明調の独り言ばかりで話が進むのがなんかな。
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2018.07.12

宇宙兄弟#0(うちゅうきょうだい なんばー・ぜろ)

観てみた、渡辺歩監督によるアニメーション映画。2014年公開。

現在NASAで宇宙飛行士候補として訓練中の南波日々人。彼を弟に持つ南波六太は自動車会社に入社したものの、部内で煙たがられ地方の閑職に追いやられてしまった。六太はそれでも情熱を失わず、社内コンペへの参加を決意する。そして日々人の側では、同僚の宇宙飛行士ブライアンとの間に…という内容。

現在も連載中の小山宙哉の漫画を元に、その前日譚を描いたアニメ映画。原作者本人が脚本を担当しているだけあって、本編で描かれなかった細かい挿話を紡ぎ合わせ、主役2人の感情の流れを追っている。…ただ反面本編に入る前の話なので、描かれているエピソード自体は宇宙ならぬ地上的に地味また地味。

だから原作ファンが本編の内容を補完するという以上に、キャラをより深く知りたいという層に向けた作品じゃないかな。…本編では兄弟2人が同じ画面に収まってるシーン自体殆ど無い訳で、それだけで本作にはおっと思ってしまった。
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2018.03.14

魔法の天使クリィミーマミ / ロング・グッドバイ

見てみた、スタジオぴえろ制作によるOVA。1985年発表。

小学校の卒業式を迎えた森沢優。彼女がかつて「クリィミーマミ」として所属した芸能事務所の同僚・めぐみが主演する映画が決まり、制作発表の会場に駆けつけた。だが既に魔法を失った筈の彼女は、何故か再びマミに変身してしまう。しかもその姿を皆に見られ、成り行きで映画に出演する事になって…という内容。

1983年放映のTVアニメ「魔法の天使クリィミーマミ」の完結編。1984年に発売されたOVA「永遠のワンスモア」から続く話となっている。…しかも劇中映画「二つの世界の物語」は、1995年にPCゲームとして製作された。ぴえろ魔法少女シリーズとして当時大変人気があっただけに、息の長い展開が行われてたのだな。

まあ内容自体はファンサービスそのものなので、その後の優やマミをまた見られるだけで充分という作品だろうけど…今となってはアニメで再現された特撮やフィルム編集の風景等、アナログ撮影技法が何とも懐かしく妙な気分になる。
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2018.03.13

カーズ2

観てみた、J・ラセター&B・ルイスによる3DCGアニメ映画。2011年公開。

最速のレーサー・マックィーンは、親友のレッカー車・メーターのお節介でF1カー・フランチェスコとの戦いの舞台、世界グランプリに挑戦する事に。一方英国のスパイカー・フィンとホリーは、レース場の裏で進行する陰謀を調査する中で、メーターを米国のスパイと勘違いしてしまう。果たして彼らの運命は…という内容。

2006年に公開された「カーズ」の続編、日本も舞台になっている事で話題になった。…のだけれど前作から一転、レースそっちのけでメーターを主役にしたスパイアクションが展開するという内容の為に、賛否両論という結果に終わった。

まあ個人的にも何か違うという作品だが…これ旧車/珍車好きなら、小ネタだけで楽しめるんじゃないかな。メーターが端々で語る蘊蓄がかなりマニアックな上、敵組織が不人気欠陥車の集まりだけにトラブルあるある話になるのは微苦笑。作品自体には正直疑問もあるものの…楽しみ方は一通りじゃなくてもいいよね。
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2018.03.11

劇場版MAJOR メジャー 友情の一球(げきじょうばん めじゃー ゆうじょうのうぃにんぐしょっと)

観てみた、加戸誉夫監督によるアニメーション映画。2008年公開。

プロ野球選手・茂野の養子となり、福岡に転校した吾郎。新天地でも野球を続けるべく地元チームの「博多リトル」に入団する事に。だが以前の無理が祟った右肩故障の為に、本来なら投手のところを野手としての参加となった。それでも目覚ましい才能を見せる吾郎に対し、チームメイトの投手・古賀は…という内容。

原作は満田拓也の漫画。本作劇場版は原作でも触れられなかった福岡での活躍と、左投手へ転向する事になったエピソードが描かれる。ノゴローの選手生活で故障は切っても切れない関係にあって、しょっちゅう怪我を押して無理する逸話ばかりの中この上更にもう1つ加わるってのは、凄いと言うか呆れると言うか…

まあそれでも少年編が久し振りに観られたのは良かった。…で本作劇場版の制作は(TVとは違い)スタジオXEBECが担当してるのだけれど、加戸監督×高見明男キャラデザという事で、「うぽって」か「To LOVEる」かという感じがすごい。
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2018.03.10

たまこラブストーリー

観てみた、山田尚子監督によるアニメーション映画。2014年公開。

京都の商店街で向かい合わせに建つ二軒の餅屋。「たまや」の娘・たまこと「大路屋」の息子・もち蔵は、小さい頃からの幼馴染み。そんな2人が高3になり、もち蔵は東京の大学へ進学を決意する。彼は長年たまこに想いを寄せており、逡巡の末遂に告白した。だがたまこもそれを受けて大いに動揺し…という内容。

2013年に放映されたTVシリーズ「たまこまーけっと」の続編劇場版で、一緒に短編「南の島のデラちゃん」も併映された。そちらはTV本編から映画への導入という意味合いがある様だが…まあ独立した作品として観ても差し支えない感じ。

というか俺TVの内容殆ど忘れてたし。むしろ初々しい恋愛模様をシンプルに描いた事で、TV本編より高い評価を獲得した模様。個人的には「みんな善人」と評される本作でも、TV版には意地悪なクソレズがいたじゃねえか。…という悪印象を覆したみどりちゃんは、多分この映画で一番得したキャラなんじゃないかなと。
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2018.03.09

言の葉の庭

観てみた、新海誠監督によるアニメーション映画。2013年公開。

ある雨の日、授業をサボって庭園のベンチに雨宿りした高校生・タカオ。そこには年上の女性が先客でおり、昼間からビールを呷っていた。その後雨が降る度顔を合わせる事になったタカオとその女性・ユキノは、次第に気持ちが惹かれ合う様に。将来靴職人になる夢を語る彼に対し、一方のユキノは…という内容。

新海監督の5本目の映画となる中編アニメ。「秒速5センチメートル」同様にSFやファンタジー要素を排すると共に、高校生と成人女性間の恋愛という一般映画的題材に取り組んでいる。…と言うものの本作の場合その年齢差が両者間の「距離」であって、これは同監督でお馴染みの「長距離恋愛」モチーフだろう。

本作はそれ以外にも「雨」や「短歌」に「靴」といったモチーフが鏤められ、情緒面を盛り上げているのだが…反面(次作「君の名は。」と比較すると)あまりストーリーの展開上で機能していない辺りは、まだまだ通過点の作品という印象だな。
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2018.03.07

planetarian 〜星の人〜

観てみた、津田尚克監督によるアニメーション映画。2016年公開。

文明は荒廃し、空には星の光すら差さなくなった世界。ある日残された少数の人々が暮らす集落に、衰弱した1人の老人が収容される。彼は小型のプラネタリウム投影機を携え、あちこちを巡る「星の人」だった。老人は無人都市でプラネタリウムを孤独に守り続ける、少女型ロボットとの出逢いを語り…という内容。

2004年DL販売で発表されたKeyのゲーム「同〜ちいさなほしのゆめ〜」が原作。アニメ版は2016年にまず過去編が全5話で配信され、その後未来編を加える形で劇場版が製作された。内容的にはポストアポカリプスを舞台にしたSF的題材だが…まあちょっと足りない女の子が死ぬといういつもの鍵作品(暴言)。

だからこれはこういうものとして観られたものの、ロボ子がカウントダウンを始めてからが延々と長くて参ったのだわ。…ロボット三原則にさらりと触れる辺りへえという感じだけど、主人公をバンバン攻撃してきた四本足はどういうこっちゃ。
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