2009.06.30

電波的な彼女

見てみた。片山憲太郎原作、神戸守監督によるOVA。09年発売。

高校生・柔沢ジュウの前に、彼の「前世」の部下だったと名乗る奇妙な少女・堕花雨が現れる。彼に忠誠を誓う雨の、常軌を逸した言動や行動に辟易するジュウ。一方彼らの住む街では撲殺による連続殺人事件が発生しており、ジュウはそんな雨に疑いを抱く。そして遂に彼のクラスメートにまで被害者が出て…という内容。

最初の発表自体はネット上だった様だが、発売は「紅」3巻との同梱という、(同一作者が手掛け、世界観が共通しているとは言え)販売方法が一番奇妙な作品。まあ原作が地味な上内容自体がヤバ目だから、この方式が妥当という事なのか。

出来としては「尺の短さ」は兎も角、雨のキャラ描写等いいじゃないかと。それゆえ(原作はオチであっと言わせるタイプの作品なので、余り詳しくは言えないけど)、本作アニメ版では「誤誘導」の方法が変わっている。二者を同程度に引き立てるのではなく、雨との関係に絞って展開させる事により…あー、言えなくて歯痒い。
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2009.06.29

アフロサムライ劇場版

観てみた、木崎文智監督によるアニメーション映画。07年公開。

最強の証として伝わる2本の「ハチマキ」。「一番」のハチマキを持つ父を「二番」の男に殺され、復讐を誓う少年。成長した彼は「アフロサムライ」と呼ばれる使い手として畏怖の対象となる。襲い来る刺客を次々に退ける彼だったが、不覚をとり深手を負ってしまう。そんな彼を救ったのが、お菊と名乗る女性だった…という内容。

元々ゴンゾ制作の海外向けTVアニメとして作られた作品の、劇場再編集版が本作。NHKの番組でも制作風景が紹介され、それを見ても並々ない力の入れ様が感じられたのだが、実際成程と。…かなりな迫力の映像で、見入ってしまった。

感じとしては川尻善昭作品を連想させる雰囲気。監督はバジリスクの人と聞いて、ああと。個人的にはタイトルから、正直もっとしょーもないものを想像していたのだけれど、意外やいい意味で真面目だしおもしろい。…「ブラックスプロイテーション」アニメ?、なんてネガティブ思考が浮かんでしまった事は撤回しないとな。
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2009.06.04

海のトリトン オリジナル劇場版

観てみた。手塚治虫原作、舛田利雄監督によるアニメ映画。79年公開。

トリトンは海で拾われた不思議な少年。ある日怪物の襲撃を受け、自分が過去にポセイドン族により滅ぼされた、トリトン族最後の生き残りだと知る。数々の敵を強力な武器「オリハルコンの剣」で退けつつ、彼は同じトリトン族の少女ピッピや、イルカ達と共に大西洋を目指す。最後そこで彼が目にしたものとは…という内容。

本作は富野喜幸演出による名作TVシリーズを、再編集した劇場版。二部構成の前半部のみが公開され、後半は永らくお蔵入りしたままだったが、近年DVDとしてようやく人目に触れたとの事…やっぱり不入りだったのかね。舛田利雄の代表仕事と言えばヤマトって事で別にいいと思うけど、あまりツキは無かったのかも。

映画としての出来は兎も角、本作はやはり黒富野最初の発動。そういう意味でも途中終了の劇場公開はひでえ。自分はネタバレした上で観たから流石に驚きは無いが、考えさせられる作品だ(何か今いち通ってない気のする理屈込みで)。
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2009.06.03

HIGHLANDER ハイランダー

観てみた、川尻善昭監督によるアニメーション映画。06年公開。

ウイルスにより荒廃した近未来の都市に、一振りの剣を携え現れた男コリン。彼は長い時を復讐のみに生きて来た「不死族」の一人だ。コリンが探し求めるのは、過去に恋人を殺された仇敵マルカス。彼は都市の独裁者として君臨し人々を支配する一方、従わない者を弾圧していた。そして再び対峙する二人…という内容。

「ハイランダー 悪魔の戦士」('86)の公開20周年を記念して制作された(そんな人気作だったんか)のが、本作であるアニメ版。スケール大きいんだか小さいんだか判らない内容が、微妙に世紀末救世主伝説化してる気がするけど、リメイクと言っていいんじゃないかな。…題材的にも川尻監督向けだし、実際仲々楽しめる。

ただ正直、主人公に魅力が乏しいのはどうも(これ吹替だけの問題では…)。ビックリする位、容貌がショボクレてるな。…しかしパクロミキャラがドンパチやってる上に絵柄も近いせいで、なんか「ウルトラヴァイオレット」を見てる気になったよ。
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2009.05.26

東のエデン

7話目まで見た。…こりゃーおもしろい。

本作は作品のジャンルとしては一応、「デスゲームもの」に分類されるんじゃないかと思う(説明を割にサラッと流していたし、当事者の危機感自体が強調されていないけれど、目標を完遂出来なかったセレソンは最終的に「消去」されてしまうらしい)。…でも実際そういう印象は薄いし、本作における中心主題とも言い難い。

本作のイメージとは、やはり「探求」の物語に尽きるのじゃないだろうか。記憶を失った主人公が自らの目的を探し、それに付き添うヒロインが自身の進むべき道を模索する…セレソンに与えられた「日本を正しき[方向]へ導く」という目標は同時に、そうした上記登場人物個々のアイデンティティ探索への「方角」を指し示す。

「エデンの[東]」とは、再び罪を犯した人間に神が下した「罰」の謂である。…まあそんな押井もどきの戯言はともかく、神山監督はやっぱり現実とのリンクのさせ方が下品にならずに上手いわ(ミサイル問題はタイムリーすぎてやられたなあ)。
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2009.05.24

グイン・サーガ

7話目まで見た。…なにこれ、すげえおもしろい。

原作は言わずと知れた、栗本薫作の超・大長編ヒロイックファンタジー。1979年の開始より刊行点数は当初予定とされた100巻を優に超え、今なお続行中という驚異的作品。…作者は別に本作のみにかかりっきりという訳でもないし、まず出版社が初っ端の大言壮語にしか思えない構想を受け入れた時点で、破格な存在だ。

筆者は恥ずかしながら全くの未読だが、昔読んだSF雑誌で「豹頭の仮面」におけるハンセン氏病云々の騒動に関する記事を目にしていたので、妙な先入観は長年持っていたかも。…でも今回アニメ版を見て、それが吹き飛ばされてしまった。

作品の内容自体は(別に古いとは言わないけれど)極々正調のファンタジー作品だけに、突飛な要素はあまり目には出来ない。であるからこそ、正道を邁進するグインのキャラクターが素晴らしい。べらぼうに強い上に知将にも互する知性があって、「仮面」という神秘的なカリスマがあるとか…なにこれ、すげえかっこいい。
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2009.05.21

秒速5センチメートル

観てみた、新海誠監督による連作アニメーション映画。07年公開。

想いに結ばれつつ、離れて暮らす主人公の少年と少女。少年の再度の転居を前に再会する事になったのだが、大雪が彼らを阻む(第1話)。転居先で高校生になった少年。そこには彼を慕い、その想いに悩む少女がいた(第2話)。更に数年が過ぎ、主人公は東京へと戻る。成長しても尚彼の想いは(第3話)…という内容。

何か大成建設のCMみたい(逆だ)。…まあいかにも新海作品って印象は確かなので、やはり過去作における「SF要素」ってのはそう重要でもなかったんだな。内容的にも「遠距離恋愛」というモチーフが再話される訳で、そういう意味でもか。

印象としては「ポエムの添えられた写真集」、さらに物語要素に薄みが増した。かと言って映像的に今更驚く事もできないので(相変わらず人工着色の観光絵葉書風で、好きな人には堪らんのだろう)評価に難しい。…「引き出し」がどうのとか、大きなお世話で言うべき事でもないから、このまま突き進めばいいんじゃないかな。
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2009.05.07

忘念のザムド

4話目まで見た。…なんか、宮崎/ジブリ作品みたいな感じなのね。

本作はボンズアニメとしては、「エウレカセブン」の作風を引き継いだ雰囲気。そちらのキャラデザ担当である吉田健一氏が元々ジブリ出身であって、本作でもそのイメージがそのままスライドして備わっていると言う事なのだろう。更に完全ファンタジー世界の割に現代日本的な風景も多い辺りで、ジブリっぽさが強調される。

その肝心のファンタジー要素自体が、結構な割合で宮崎成分の配合だったりして(この敵蟲使いみたいだとか、右腕になんか埋まってるのってアシタカだなあ…とか)なかなか興味深い。アニメ業界的にはあの作風を積極的に真似しようって気風が案外無いのも、逆に不思議だったもんで(まあ、バルテュスとかあったか)。

じゃあ単純にモノマネなのかと言うと、これはこれで独自の良さがあって惹き付けられる。…ただどうやらPS3配信で見た人らの評判だと、どうもオチで評価を落としているらしい。でも現段階では実に面白い。うーむ、期待と不安が半々な気分。
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2009.04.30

こんにちは アン〜Before Green Gables

4話目まで見た。

本作は「赤毛のアン」刊行100周年を記念して別の作者により書かれた、アンがグリーンゲイブルズにやって来る以前の物語。今年2009年は、アニメ版赤毛のアンの放映30周年にも当たる記念作品。…あと、復活世界名作劇場としては3作目。

筆者「赤毛のアン」はアニメも小説も好きなので、「こんにちはアン」原作は事前に買っていた。まあ例によって積んでる訳だけど。赤毛〜で間接的に触れられるアンの幼い頃の体験は暗いものばかりで、本作もどんなもんなのかなあと不安に思っていたのだが…環境は多少違っても、アンって人物はアンのままなんだなと。

成長後のブライス夫人としてのアンだって、やっぱりアンだし。ちょっと安心した。ただ本作における彼女の立場はシビアな「社会的弱者」のそれで、見ていて正直辛い。それでも人の「善意」とは、どんなちっぽけで些細に過ぎなくてもあちこちに偏在するのだ、と思うとほっとする。…ブラウニング詩集の件りとか、いいよね。
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2009.04.29

シャングリ・ラ

4話目まで見た。…なんかレンジデザインのアニメって久々な気がするな。

マルドゥックがお蔵入りしたから…って、それはさておき。本作は要するにあれか「炭素市場とブーメランをくみあわせた、まったく新しいゴンゾアニメ」みたいな。

原作あってのものとは言え、実際舞台設定はおもしろい。いわゆる「ポスト・カタストロフィ」ものには違い無いが、東京の都心が水没しジャングル化した世界。死滅した文明、そして繁茂する危険な植物に人々は怯える生活を送る。あれ、これって同じゴンゾの「銀色の髪のアギト」?…いや、大した問題じゃない、気にするな。

へえと思ったのがそうした環境危機的世界観と、「二酸化炭素排出量取引」を絡めた事。ただあれ程水位が上昇するまで南北両極の氷が溶けた後なら、既に手遅れな話なんじゃないのか、という気も。でもちょっと何か燃やしただけで警察が駆けつけて来る、みたいなカリカチュアされた状況はナンセンスで笑える。じゃあ液体水素と液体酸素の燃焼で料理とかしたらどうだろう?、と思ったけど…うん無理。
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2009.04.28

戦場のヴァルキュリア

4話目まで見た。…なんかRAITAデザインらしさが微塵も無いな。

それはさておき、思ったより楽しかった。…原作ゲーム自体はプレイしてないのだけど筆者元々戦車好きだし、結構活躍してるの見るとそれだけで嬉しくなるよ。まあ内容やイメージの軽さは、こんなもんなんじゃないかな。色指定や背景全体における明度の高い配色は、「雑想ノート」の雰囲気を連想させる。かもしれない。

それ以上に第二次大戦初期を思わせる、未発達な戦車がいいじゃない。米M3中戦車みたいな複数砲装備のとか。でも「エーデルワイス号」は、仏軍のAMX-13に近い感じがするね。砲弾の自動装填装置を採用しているし、揺動型砲塔っぽい形状もしている。いや単に大型の防盾なのかもしらんが。…そういや砲身下の跳弾によるショット・トラップ回避と思われる、ラッセル車みたいな形状も面白いねえ。

お話は正直まだよくわかんないけど。ただ戦車戦術も未発達であるが故に成立する様な奇襲(こないだの渡河作戦みたいな)等の運用法も見られたらいいかな。
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2009.04.27

バスカッシュ!

4話目まで見た。…なんか西E田デザインみたいなキャラだ。

それはさておき。河森氏って思ったより器用な人だな…と思って見てたら、本作におけるメカのコンセプトに関しては、別のスタッフが担当していた。筆者「ロマン・トマ」という名前には心当たりがあったのでネット検索してみたら、案の定「オーバン・スターレーサーズ」の(副?)監督の人だった(そちらは、トマ・ロマン名義)。

アースカラーっぽい全体の色調で、多分ピンと来るんじゃないかな(しっかり全話見た身としては)。それ以上に偏執的な迄の密度を持つ美術が凄い。割と映画版「鉄コン筋クリート」に近い雰囲気だが、TVシリーズでやってしまうのは大変だ。

オーバンが代理戦争としてのレース物だったように、本作が戦闘の代償的意味合いのバスケをロボットにやらせてしまうという辺り、実際通底したコンセプトが伺える。アイアンリーガーじゃないけれど、こういうのもラブ&ピースで意外に悪くない。キャラデザインがいい意味でキャッチーな所は、確実にオーバンを超えたな…
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2009.04.10

マンザイ太閤記

観てみた。澤田隆治、高屋敷英夫共同監督によるアニメ映画。81年公開。

漫才ブームが人気絶頂の中作られた、漫才師の吹替による「太閤記」のパロディ作品。出演者それぞれの得意ギャグをふんだんに交え、秀吉の半生を綴っていく。主人公秀吉にはザ・ほんちのおさむ、信長には島田紳助。光秀に松本竜介、今川義元が西川のりお。信玄・謙信に、洋七と洋八のB&Bコンビ…という布陣。

内容らしい内容は無いというか、秀吉の有名エピソードを追ってはいるものの、持ちネタの方が前に前にと出て来るので何がなんやら。…キャラデザインには山藤章二が起用されており、漫才師達の風貌の特徴を良く捉えているのもあってな。

ちょっと確認は出来なかったけれど、恐らくプレスコによるネタへのリップシンキングに感心(アニメ制作はテレコム。ホームズと時期が重なっており、若手中心で取り組んだそうな)。…とは言え本作での出演は吉本関連芸人に限られており、ツービート不在なのは寂しいな。それでも当時の雰囲気が感じられる貴重な作品。
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2009.03.01

パプリカ

観てみた。筒井康隆原作、今敏監督によるアニメーション映画。06年公開。

敦子は他人の夢を共有し精神を治療する、「パプリカ」という仮想の存在になる事が出来る。その為の装置が時田浩作が開発した「DCミニ」。ある日研究所より、実験段階であるDCミニが何者かの手により盗まれた。夢から侵入され精神に異常を来す被害者が次々に発生する。犯人は、そしてその目的は?…という内容。

自分は原作未読なのだが、「朝のガスパール」なら読んでる。…そちらにも実は、本作の主人公格の二人が出ているんだよね。読んだ当時はそれ知らなかったもんで、何の事やらって感じ。本作を観て漸く判ったような、判らなかったような。

観ていて、なんか攻殻機動隊の電脳ハックを連想してしまった(影響関係は無さそう)、声がトグサだし。…「現実と夢の境界が曖昧になる」という物語自体に、もはや余り新鮮味を感じる事が出来ないというのを再確認してしまったかも。個人的には夢分析的な表徴を読み取ろうとしてたんだけど、案外そういうの無かったね。
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2009.02.10

VIPER'S CREED-ヴァイパーズ・クリード-

6話目まで見た。

荒牧伸志総監督作品、という事で。まあ雰囲気としては懐かしの「A.D.POLICE」みたいと言うか、ブラスレイターの「XAT」が主役になった様な感じというか。…要するに脇役に焦点を当てた、(本編の存在しない)サイドストーリー風だったり。

荒牧氏の監督仕事としては、最近のCGアニメ版「APPLESEED」辺りがまず名前として挙がると思うけど、実は「メガゾーン」や「メタルスキンパニック」といったOVAで既に経験済みだったのだね。そう言われてみると確かに(…正直忘れていた)。まあでも、本作でも氏らしい「バイク変形ロボット」が登場するのは結構嬉しい。

その系列だと個人的には、バブルガムの「モトスレイヴ」が好きかな。本作のメカ「マニューバ・ブレード」も仲々カッコよろしい。こちらで特徴的なのは、人型に変形するのに一々事務的な「承認」を得なければならない事…何でそんな面倒な。劇中での説明が無くて理由は判らないのだが、武器類の「射角」の問題かねえ?
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2009.02.06

宇宙(そら)をかける少女

4話目まで見た。本作を見ていて相当な遠未来の様な気がしたけれど、実際には太陽系外どころか月軌道内の地球圏でのお話らしい(カルダシェフによる文明レベルの分類で、U段階くらいかと思ったら実はT段階だった…みたいな感じ)。

そう言われてみると、メカや生活空間の風景等のデザインこそ派手派手しいけど(レオパルド内の「遺物」としての風物との対比の狙いか)、科学技術のレベルとしては確かに表面的印象程には未来的でないかも。…反物質技術を兵器として実用化している様だが、それも決して突飛な訳じゃないし(製造は大変そうだな)。

ただあんな加速度の出せるコロニー内部で、生活圏の人工重力はどうなってるのかいな、と。加速時後方に発生する力と遠心人工重力の合力が、床面に対し垂直になる様に角度を変えるのかな? 慣性制御みたいな超技術は無い様子だし…

個人的には「宇宙のランデヴー」を思い出してしまった(最初のしか読んでないけど、4まで出てるのか…)。レオがラーマ萌え化だと考えたら…あーそうかも。
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2009.02.05

獣の奏者エリン

4話目まで見た。原作は上橋菜穂子による児童文学。

本作は「精霊の守り人」に引き続いて、プロダクションI.G.により制作されたTVアニメシリーズ。…両作は共に架空の世界を舞台とした(微妙に?)東洋風のファンタジー、という辺りで共通性を持つ。でも前作が「闘い」を基調としたものであるのに対して、本作は医術や薬学といった一種の「癒し」を主眼に置いているようだ。

最近はその言葉も安い使われ方をされているので、決めつけたくはないけれど。それでも、「架空世界での民間療法」というモチーフは面白い。…人々が生きる上で自然は常に友好的なものではなく、時に敵対し牙を剥く。そういう際に自身そして共同体全体の生命を守るのは、厳しい体験を経て得られた「知恵」なのだ。

本作では更に、生活する上で「闘蛇(とうだ)」という獣が重要な位置を占める。闘蛇との関係は決して穏やかなものでなく、常に危険と隣り合わせる事になる。これを自然との関係、或いは「神秘」そのものとの関係とも読み取れるかもしれない。
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2009.02.04

WHITE ALBUM

4話目まで見た。…ビートルズのアレじゃなく、今回はアニメの話。

筆者、原作は結構前にプレイ済。シナリオは一通り攻略した筈だが、ランダム発生のイベントは投げ気味で全部は見てないかも。…そういう点も踏まえて今回のアニメ化は興味深く感じるのだが、それ以上にスタッフの顔ぶれがやけに面白い。

元々カワタ氏の絵が好きなのでアニメで動く事自体嬉しいのだけど、キャラデザが吉成鋼氏というのは正直驚き。…何しろ凄腕と言う評価と同時に「手の遅さ」で知られる人物だったもんで。しかも本作では、毎回原画に名前が挙がってるという驚異(あれだよね、本編中で急にモゾモゾ動き出すシーンと、予告だよね?)。

更に脚本に佐藤博暉氏、「KEY THE METAL IDOL」の人かっ。…監督の吉村明氏の経歴がよく判らなかったのだが、80年代という時代設定や、浮遊する字幕として表現される内面演出が面白い。まあ自分の場合実は、アニメを見る上で「誰が作っているか」は左程気にしていないけれど、ここまで来ると話も変わるわ。
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2009.02.03

RIDEBACK-ライドバック-

4話目まで見た。原作は未読…と思ったらアニメ版は全然違う話ならしい。

この作品は世界観的に、「ライドバック」という架空のメカが芯となっている(物語上では一種の「天才である主人公像」を中心に据えて描いたものだろうけど、まださわりの段階なので触れずにおく)。要するに「人型変形バイク」の系譜に位置するガジェットだが、ここでは「軍用→民生用」という縦軸を持つ設定がちょっといい。

ライドバックは元々、世界情勢を一変させた画期的な兵器。民間ではレース用の乗り物として市販されているのだが、殆どマイナーな存在(マシンの特性を活かせるサーキットが特殊すぎて他車種で使えない為、余り建設されず競技人口が広がらないのが理由?)。だからか法整備も進まず、一般道は走行できないようだ。

面白いのは架空メカにしては珍しく、ある程度操作手順が設定されている所。かなりの部分を自動制御に負ってはいるらしいのだが、人間の手・足・指の動かす範疇(そしてバイクベースらしく体重移動)で操縦できるかも、って搭乗感が楽しい。
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2008.12.18

Mr.インクレディブル

観てみた。ブラッド・バード監督、ピクサー制作のCGアニメ映画。04年公開。

人々のピンチを救って来たスーパーヒーロー達。だが彼らは裁判に敗訴し、その力を使う事を禁止されてしまう。そうして一般人として生活していたMr.インクレディブルだったが、過去の栄光に捕らわれ家族をないがしろにしてしまう。そんな時彼に、スーパーパワーを解放しても構わないとする仕事が舞い込む…という内容。

面白かった。…というか監督は「アイアン・ジャイアント」の人だったのね。そう言われてみると、球体侵略ロボットの描写なんかが確かにそれっぽい。スピーディーで尚かつ重量感のある演出や、CGアニメートに見応えがあって正直唸らされる。

あと人死にとか暴力とか、アメコミ的にダークな要素を避けなかったのも英断か。まあCGアニメでスパイキッズをやってるだけな風にも見えたけれど、それはそれで。…しかし能力的には、奥さんのイラスティガールが一番役に立ってるよな。
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