2008.11.02

魍魎の匣

4話目まで見た。うーん…

筆者も「京極堂シリーズ」は以前に読んだ事があるな。その中でも「魍魎の匣」はかなり良かった部類に入ると考えるので、第1作である「姑獲鳥の夏」を飛ばして今回アニメ化されたというのも、まあそれなりに妥当な選択なんじゃなかろうか。

しかし今回改めてストーリーを追う事になった訳だけれど、すっかり内容を忘れていたなあ。ネタバレ的な事だけは思い出せるのに、肝心の「事件」の概要が一体どういうものだったか、全く覚えていなかったよ。そういう訳で良し悪しより、「あー、そういやこんなだったわ」、みたいなリアクションばかり取ってしまっている現状。

にしても本作冒頭って、まるで木場が主人公のようだ。他のキャラを事件に引っ張り込む導入として致し方ないのだが、原作知ってる自分みたいな人間でも現状普通の刑事ドラマにしか見えないや。…原作の持つ「華美」な印象は文体そのものが醸していた訳で、決して花びらヒラヒラしてたらいいってもんでも無いみたいね。
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2008.10.31

ONE OUTS−ワンナウツ−

4話目まで見た。これはおもしろい…個人的には今期アニメで最高かも。

「野球をするアカギ」、と言ってしまったらそのまんまか。アカギと東亜は、中の人(萩原聖人は日テレ深夜アニメの顔だな、もはや)が同じだという以上に、存在感や雰囲気が似ているような。…違う点と言えば、前者が最終的には圧倒的な「運」を味方にするのに対し、後者は(現状)全て知略・戦略で乗り切ってしまう所か。

ギャンブルでもスポーツでも、勝負事では「厳密なルールの遵守」が当然建前としてある訳だけど、「イカサマ」も持ち味に出来る前者と比較してプロスポーツを扱う本作では、(球界入りのくだりも含め)その辺りが禁じ手なのも個人的には良い。

更にはチームスポーツである野球で勝とうとチームを引っ張るというのだから、(実際の内面はともかく)何だかんだで東亜ナイスガイだし。「おお振り」でも思ったけれど、これだけ普及した「野球漫画」というジャンルでも、こんな新味のある作品が出来るのだなあと感動。…本当、創作に携わる者自身が諦めてはいけないよね。
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2008.10.30

喰霊-零-(GA-REI-ZERO)

4話目まで見た。…4話目でようやく「どういう作品」なのか判った。

何とも大胆な構成と言うか…まあ結構「やられた」ってな気はする。途中で作品の傾向がガラッと変わる作品(例えば「フロム・ダスク・ティル・ドーン」)も、途中で主役が代わってしまう作品(年代記的な筋立なら、そういうので当たり前)もそう珍しくは無いと思うけれど、それを全力で「釣り」に使ったという例は余り知らないな。

てっきり1話毎に退魔チームが全滅する話なのかと。でもこうして事態が落ち着いてみると、実は百合アニメだった。…アレ?、いや制服女学生が日本刀を振り回す系の話だったと。そういう事ならお馴染みだし、今後は落ち着いて見られるよ。

ただ後々黄泉が裏切るのは確定してる訳だし、更にその後には原作のストーリー(未読だが、何か結構ギャグ寄りな内容との事)が控えているという、実は構成の辻褄合わせ的にハードルの高い事をやっている。…最初の掴みで耳目を引く事には成功したのだから(多分)今後は腰を据えて良い作品を作ってほしいな、と。
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2008.10.29

キャシャーン Sins

4話目まで見た。

暗いなあこれ、ビックリした。原作からして明るい世界観とは到底言えない作品だったけど、その比ではないね。まず人間が殆ど死に絶えてしまった上に、それを継ぐ存在だったはずのロボット達でさえ滅びにまっしぐらという状況。現状では事態を好転する材料が見られないどころか、主人公の存在自体が不確かだという…

本作も一時期流行った「ポスト・カタストロフィ」作品の亜種だとは思うけれど、もっと実験的な雰囲気。映像的にまるで(カリガリ博士等の)「ドイツ表現主義」映画みたいだし、闇中やどんよりと淀んだ光線の下で行われる戦闘アクションにも爽快感は皆無(…ガウスぼかしした主線を、乗算させているような表現は面白い)。

古谷徹声のクールな主人公はカッコいいけど、思い切った作品だよ。4話にして今後の展開が未だ読めないと言う事もあるのだが、本作の主題は「アイデンティティ探求」という所にあるのだろう。…謎の解き明かされた先に光明があるといいな。
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2008.10.25

鉄(くろがね)のラインバレル

4話目まで見た、おもしろいじゃん。つかくやしい…4話見て泣いてもうた。

本作は主人公の性格面ばかりが話題になってしまうようなのだが…それも仕方ないのかな。何だかまるで大金握って気の大きくなったオッサンとでも言うか、エヴァのシンジ君が限りなく調子に乗ったかのような感じだし。見ていて痛々しいという大方の反応もよく判る。…ところが自分はどうした事か、こういうのに肩入れしてしまうんだよ(Z冒頭のカミーユにも感情移入してしまう位だし…それ以上いけない)。

ラインバレルの場合(4話で結実する)感情の推移に筋が通っているし、何より相対する矢島側の苦悩に泣かされる。…とまあそんな訳で本作の展開が筋立としてそう特別な事をしている訳でもないだろうに、何だかすっかりやられてしまった。

で肝心のロボットアクションとして見ると…かなり健闘しているんじゃないかな。3DCGというハンデ(現時点ではまだ「ハンデ」だろう)を案外感じさせないのは演出の腕か。あえて暗い画面で見にくくしてる風なのは、実際いい判断だと思うよ。
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2008.10.20

崖の上のポニョ

観てみた(…今頃)、宮崎駿監督によるアニメーション映画。08年公開。

海辺の町に暮らす5歳の少年・宗介。彼は波打ち際で、瓶にはまって抜け出せなくなった「さかなの子」を助ける。彼はその不思議な子をポニョと名付け、彼女を守ると誓う。だがポニョを父であるフジモトに奪い去られてしまい、落胆する宗介。一方ポニョも彼との再会を願い、魔法の力を手に入れて人間の姿に…という内容。

おもしろかった。本作では改めて、宮崎監督の「コンテ力」に圧倒されてしまった。物語それ自体が極めてシンプルなだけに、それをアニメーションとして積層させる構築感に奮える。…本作では何よりも「うねり」の力動がすごい。「魚群のうねり」「大気のうねり」「波濤のうねり」等、これらは原初的な生命の躍動そのものだ。

ところで余り知られてない様だが、アンデルセンの人魚姫って実はハッピーエンドなんだよね。空気の精になった人魚姫が後々高い位にも序列されるだろう、その為には修練が必要です…との「宗教的救済」としての意味合いが重要な結末。
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2008.09.05

スカイ・クロラ

観てみた。森博嗣原作、押井守監督によるアニメーション映画。08年公開。

戦闘機パイロット・函南は、戦いの日常を生きていた。この時代の戦争は企業が行うショーで、「キルドレ」と呼ばれる子供達が仕事として請け負っていた。転属先の基地に到着した函南は、与えられた機体の先任者の不可解な失踪に不審を抱く。どうやらそれには基地指令・草薙が関わっているらしいのだが…という内容。

おもしろかったよ。個人的には観ながら何だかすごく、数々のイタリア映画を連想してしまった。まるで初期フェリーニや初期ヴィスコンティのような…いつもの押井映画とちょっと違って感じるのは、そんなイメージのせいかな。本作が内容的に紛れもない「青春もの」であるだけに、欧州映画的なやるせない雰囲気がいい。

あとはジュラルミン肌剥き出しの航空機描写がいいね。…筆者未だに「手描きアニメ最高」とか思ってる古い考えの持ち主だけど、雲上でキラキラと日光を反射する鏡面の機体描写は流石にCGならでは。空戦の迫力も上々だし、楽しかったよ。
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2008.07.18

ゲド戦記

観てみた、宮崎吾朗監督によるアニメーション映画。06年公開。

父である王を刺し国から逃亡して来た王子・アレン。心に闇を抱える彼は、偶然出逢ったハイタカと名乗る魔法使いに命を救われる。旅する彼と同行する事になったアレンはある町を訪れ、そこで人狩りに捕まった少女テルーを助ける。ハイタカの導きでテルーらと暮らす事になるアレン。だが人狩りの背後には…という内容。

原作はアーシュラ・K・ル=グウィン。筆者、実は1巻目しか読んでいない。文庫っぽいのが出たからそれで揃えようかと思って買ったら、続きが出なかったもんで。…それでも、本作で説明不足と評される点の補完は出来たので有難い。

そういう接し方だからか、本作を観ても言われる程には悪くないと感じた。「影との戦い」そのままな事やってるし、「名前」の持つ重要性とか…結構直結してる。プロットやビジュアル要素が過去の宮崎(父)作品の焼き直しだというのは、まあ否定出来ない。でも案外、原作の重苦しい雰囲気は再現出来てるように思ったかな。
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2008.06.25

劇場版アクエリオン

観てみた、河森正治監督によるアニメーション映画。07年公開。

一万と二千年前、人と堕天翅と呼ばれる超存在との戦いがあった。人類は守護天翅アポロニアスと彼の作った「アクエリオン」によって救われる。そして現在、再び復活した堕天翅により人類は攻撃を受けていた。人類は地球再生機構ディーバを結成し迎撃していたのだが、その前に謎の少年アポロが現れる…という内容。

本作は完全新作「壱発逆転篇」と、以前リリースされたOVA作品「創星のアクエリオン」を再構成した「創星神話篇」の2部構成。…「壱発〜」は特に説明は無いけれど、おそらくTV版のサイドストーリー的内容。結構唐突で面食らってしまうような。でもテーマソングがあれだけヒットした後だと、プロモ映像的に楽しめるかもね。

「創星〜」はほぼOVAのまま。少々記憶があやふやだけど、ラストの別世界シーンはTV版って事でいいのかね? だとしたら本作劇場版は、妙なループ構造を持ってる事になるのかも。…まあ全体のノリは相変わらずで、気楽に観られる作品。
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2008.05.30

ブラスレイター

8話目まで見た。ニトロ+とGONZOのタッグ…って言われるとなるほどって内容だけど、作品自体が持つ肌触りというか質感は「板野一郎作品」そのものかも。

と言っても、メカアクションで勇名を馳せるアニメーターではなく「監督」としての板野氏の印象は、個人的には初監督作品の「真魔神(人)伝」…もしくは割と最近の「GANTZ」くらいなものだったのだけれど。それ以外にも、OVA全盛期に色々手掛けていたのだね(以前ちょっと触れた「エンゼルコップ」なんかもそうだったか)。

…そういう視点から本作を見るとバイクから発射されるミサイルが、板野監督が自転車からロケット花火を撃ち出して、ミサイル軌道の研究をしたという逸話を連想させて面白い。それ以外にも、暴力における容赦の無さなんかも一種の板野節か。

上記の他にも、ちょいちょい見知ったメンツの名前が参加者に散見されて興味深い。…ニトロっぽいと言えば高ーい場所で風に吹かれてるか、現場に現れて不敵な笑みを残して立ち去る(常に徒歩)眼鏡の女医ぽい人なんか、まさにニトロ。
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2008.05.23

秘密〈トップ・シークレット〉〜The Revelation〜

7話目まで見た。

自分は原作者・清水玲子の漫画からなら、「月の子」を推す。ただそれ以外にもいくつか読んでみたけど、正直…うーん。まあそんな訳でその後興味を失ってしまっていたので、今回のアニメでもED映像で作者のイラストを見るまで全く気付かなかった。そう言われると成程なあと、なんかSFじみた設定の好きな作家だよね。

本作も「死者の脳から記憶映像を取り出し、事件の捜査をする」ってアイデアは割と面白い。でもそこで解き明かされる謎から世界的問題や危機が暴き出されるのではなく、何故だかシモの話や恋愛沙汰ばかりなのがねえ。「覗き屋」っていう罵倒が、本当にその通りだという…まあいかにも女性作家の作るお話だよな、と(「主観的記憶」でしかない脳内映像がなんで裁判の証拠になり得るんだ、とかさ)。

それでも部分的にグッと来るシチュがあって憎らしい(幸せなら手を叩こうとか父親の日記とか)。厨二そのものの室長ですら、何か憎めなくなってしまったよ。
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2008.05.22

RD 潜脳調査室

7話目まで見た。意外に「ハートウォーム」な話なんだねえ。

シロマサ作品における主人公女性というのは、基本的に「プロフェッショナル」として描かれる事が多い。それはキャラの「行動に対する制約」を減少させると共に、対処するべき事象への事前知識や理解度を(設定上で)多く見積もる事が出来るという利点がある。…判りにくい要素は、欄外に書いときゃいいって事やね。

で本作なのだが「視点」を担う主人公は、何らの特殊技能を持たない普通の少女に設定されている。結構意外と言えば意外なのだけれど、それを案外素直に活用するって意味で(上述したような)「ハートウォーミング」な内容なのかもしれない。

攻殻機動隊から引き続いてお得意の電脳描写は健在なのだが、それを海中へとダイブするという比喩として描写するのも決して無関係では無いだろう。ここは「冷たい」海中から「暖かな」人の許へと帰還する、という「温度のアナロジー」としても理解しておきたい。…そう考えると、ぽっちゃり体型は成る程あったかそうだな。
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2008.05.17

CRYSTAL BLAZE-クリスタル ブレイズ-

5話目まで見た。なんか「ガラスのクレア」が大爆発して暴れる話。

って事でいいか、もう。個人的には昔のOVA、「トウキョウ・バイス」とか「エンゼル・コップ」なんか連想してしまった。大筋として、改造された女の子が悪の組織から逃亡して来て主人公に匿われる…みたいな話はOVA全盛の当時、それこそ山ほどあった気がする。具体例はいまいち思い付かないけど(…説得力無いなあ)。

なんか悪の親玉っぽいのは「バブルガムクライシス」のメイスンみたいだし、何とも言えない80年代テイストが味わえたりして。…しかし当時は「トウキョウ〜」を始めとして、案外海外ドラマ的雰囲気を志向するアニメって多かったのかもな。結果として90年代に「カウボーイビバップ」って頂点となるものに辿り着いてしまったので、それ以後はそうした直球的作品はあまり見なくなってしまったかもしれない。

などと言ってみたものの、正直何が売りなのかよくわからんアニメだが。…オカマのおっさんの存在が、何だか最近のタツノコアニメに出て来るキャラみたいだ。
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2008.05.16

二十面相の娘

5話目まで見た。「江戸川乱歩氏のご遺族」云々のテロップが几帳面で面白い。

自分の場合乱歩は、創元推理文庫から出てる「日本探偵小説全集」の1冊として読んだだけなので、実は「二十面相」に関してはよく知らない(その本は割と代表作を網羅しているのだが、長編としてはパノラマ島奇談のみ収録)。そういう訳で筆者は明智小五郎にしても、書生時代しか知らなかったりして。…それはひどい。

「少年探偵団」だとTVドラマでやってたのはお馴染みで、再放送を楽しみに見てたっけ(二十面相が変装を解く際に、両腕を順番に突き出すアクションを真似したもんさ)。そういう訳で乱歩の児童書を手に取った事は、恥ずかしながら無い…

で本作だけど、ヤツは怪盗ってより「ネゴシエーター」だな。ロボに乗って大暴れする方の。どっちかって言うとああいうダンディズムは、これまで明智探偵の方に与えられて来た要素だよね。それは兎も角、世界観が結構大掛かりに荒唐無稽で意外だったかも。…要するに、聖なる尻尾とか神風がどうとかみたいなアレか。
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2008.05.11

図書館戦争

5話目まで見た。

この作品は、ラノベ原作とかのオタ視点からのみ解釈したら評価を見誤ってしまう。…と書いてる自分も、枠としての「ノイタミナ」にこれほど無理を感じない作品とは思わなかった(まあそういう話なら「鬼太郎」はどうなんだって事になるか)。

本作は、女性の「職業もの」としての枠組が前面に出ている。…勿論別方面への目配せ(銃撃戦とかさ)も忘れてはいないのだが中心は職場での軋轢や恋愛への煩悶、家族との気持のすれ違いといった(良くも悪くも)職業女性として普通に遭遇するような問題を扱っている。成程、一般層へアピールできそうな内容かもな。

そうなると逆に、出版物を巡る武力対立といった設定の必然性をどう受け止めたらいいかよく判らなくなってしまう。まあ「何となくロマンチックじゃん」って認識で充分だと思うけど、ある程度デフォルメした状況を設定できるって事なのかな。…個人的には「本」の扱いに愛が感じられないのがなんかなあ。RODの読子もだが。
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2008.05.09

ファインディング・ニモ

観てみた、ディズニー&ピクサー制作によるCGアニメ映画。03年公開。

豪の珊瑚礁、カクレクマノミの夫マーリンは新居をバラクーダに襲われ妻と子らを同時に喪ってしまう。彼は唯一残された卵から生まれた子供を「ニモ」と名付けて過保護なまでに溺愛する。そんなある日、ニモは人間のダイバーに捕獲され連れ去られてしまう。マーリンはニモを取り戻す為、長い旅に出る…という内容。

今度はお魚か、と。この手のCGアニメのネタ出しのあの手この手ぶりは、逆に感心してしまう。特に本作での魚なんか、人体とはだいぶ異なっている訳で演出的に人間ぽい演技をさせられないだけに、擬人化が難しい題材だと思う(…逆に「ハンデキャップ」を描写しても、悲惨さが強調されにくいという利点もあるのかな)。

まあ内容は良くも悪くも子供向な上、CGアニメとしては映像自体も定番な出来なのであまり言う事も無いが。…これ観て「親子ねずみの不思議な旅」ってサンリオアニメ思い出したんだけど、別にそっちは親子別々になる話じゃなかったのね。
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2008.05.06

アリソンとリリア

5話目まで見た。

原作は、「アリソン」と「リリアとトレイズ」という2種の作品(時系列・世界観的には共通している)だという事にまず驚いた。本作を見ていて「リリアって誰よ?」と思っていたら、この後に登場するアリソンの娘らしい。へえ。つまり喩えてみるならば、「赤毛のアン」と「アンの娘リラ」を1本の作品にまとめるようなもんか。違うか。

本作を見ながら「平和的なオネアミスの翼」ってワードが浮かんだ。対立する2国の違いを、航空機の設計思想や技術レベルとして例示してみせる手法からかな(…一方が複葉・布張・牽引式に対して、低翼単葉・金属製・推進式という感じ)。

壁画1枚で戦争が終わるなんて、性善説的に素敵だよね(現実の民族間対立における、「憎しみの連鎖」ってものを知っているとさ)。でもそうなると今後は航空機的な辺りでの期待はできないのかな?、まあそれはそれで。…関係ないけど深夜枠に移っても、衛星アニメ劇場の兄さん姉さんのノリが変わってなくて安心したよ。
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2008.05.05

ドルアーガの塔〜the Aegis of URUK〜

5話目まで見た。

自分はこの手のゲームジャンルにはあまり詳しくない(…それこそドラクエすらやってない)ので迂闊な事は言えないのだけど、本作を見て以前読んだ小説版「ウィザードリィ」の内容を思い出した。あっちは地下迷宮だったか?その周囲に人間の町が出来て、探検に入る人々を当てにした商売や経済活動が活発な雰囲気。

なんか日本での米軍基地周辺を連想させて、良くも悪くも人の営みのしたたかさが面白い。…と同時に本作からは、意外にギャグ中心の展開から「マスターオブエピック」アニメ版を思い出す。作ってるとこが同じなだけでスタッフに共通性は無さそうだけれど、何つうかゲームでのお約束をネタ化したようなメタ視点に共通性があるような。あれをストーリーに乗せて、とっつきやすくした感じと言えるかな。

そんな余計な事考えなくても、素直に面白い作品じゃないかな。…賀東氏の参加ってのがよく判らなかったのだけれど、監督は一期フルメタの人だったのだね。
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2008.05.03

マクロスFRONTIER

5話目まで見た。…マクロスシリーズって、こんなにお約束縛り強かったかな?

というか本作が逆に過去作を相当に意識して、踏襲しているって事なんだと思われる。そう考えると初代で確立された三題噺…「変形戦闘機」「歌」「三角関係」を踏まえて、これまでの作品は案外自由に膨らませられていた事がわかる(「7」と「プラス」に上記以上の共通性を見出そうとしても、結局徒労に終わりそうだ)。

本作からはセルフパロディ的な細かい描写が見られるという以上に、これまでのシリーズを総括するという明確な意図が感じられる。…正直初代TV版から作画のバラツキや無理な延長(これは結果的に、上記「三角関係」という副産物を残す事になるのだが)による物語上のテンションの乱高下があって、それ以降の作品を一通り比較しても「決定版」と呼べるような作品が無いのも残念ながら確かだ。

だからこそ個人的には、メカや戦闘シーンでのCGが残念かも。できればプラス並に手描きアニメの頂点の作画で、本作のような王道「マクロス」が見たかったな。
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2008.05.02

紅 kure-nai

5話目まで見た。

これはあれだな「パパと呼ばないで」。女の子が超名家の御嬢様だったり、主人公が体内に刃物を埋め込んだ暗殺拳法の使い手だったり…といったラノベ的な道具立てがそこかしこにあっても。基本はその2人の軋みを伴う「コミュニケーション」の描写が中心で、ありがちな疑似恋愛を匂わすものですらないというのも面白い。

そこで「プレスコ」という手法が、想像以上に効果を発揮している。…個人間の「言葉」を介するコミュニケーションと同様に、アニメにおける「映像」と「音声」間における距離感を近付けるという、ひとつの試みとして解釈してもなかなか興味深い。

まあ、やけに生々しい割りに見栄えのしない暴力描写が「レッドガーデン」まんまだなあ、とか思ったりもするけれど、これはこれで。どういう辺りを着地点に目指すのか今いち見えて来ないが、このままダラダラ続いていっても別にいいか。…個人的には、紫にもうちっと普通の少女っぽい服を着させてやってほしいのだが。
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