2008.02.11

ポルフィの長い旅

6話目まで見た…非常によいねえ。自分はこの「世界名作劇場」というシリーズはこれまで大体見て来たけれど、かなり野心的な作りと言っていいと思う。

まず日本では、ほぼ知名度の無い作品が原作だという事。これに関しては以前だと無い訳でも無かったのだが(当シリーズによって有名になった原作も多い)近年、特に地上波末期では視聴率優先で有名原作ばかりをチョイスする傾向があった。…今回BSデジタル枠で復活したメリットは、この点こそ大きいと言えるかも。

さらにギリシャを舞台にした作品だという点。欧米の児童文学を原作にする事が多いと言っても、やはり英米の作品が中心な事に間違いはないだろう。その点でも今後が興味深い。…個人的にギリシャと聞くと即テオ・アンゲロプロスの映画を思い出すのだが、あんなの(←コラ)からじゃ判らないような日常描写が楽しい。

そして現代劇だという要素。個人的には、あの時代の自動車が好きなので実に楽しい。カルマンギアかあ、いいよなカルマンギア乗りたいなあカルマンギア。
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2008.02.07

H2O 〜FOOTPRINTS IN THE SAND〜

5話目まで見た。なんかもう最近は、ギャルゲアニメ見るのにも覚悟が要りますよ。特に顕著な傾向として感じたのが、例の「School Days」からか。前期のマイユアなんかナチュラルに、なんか知らぬ間に展開がすごい事になってたし…

鬱だのサイコだのイジメだのヤンデレだの…こういう要素自体は以前からそう珍しいものではなかった筈だけれど(エロゲならば尚更)、それらを原作としてアニメ化する際にはオミットされたり、表現が多少マイルドになったりするのが大抵だったと思う。まあ流行は流行かもしれないけど、表現の幅が広がるのはいい事だ。

で本作「H2O」。女の子がパンチにキック喰らうアバンから、更にメ○ラの主人公登場とかどんだけー。…まあ驚いたは驚いたけど、正直「またか」と思ったのも確か。その一方で旧来のギャルゲ的キャラ萌え要素をガッチリかまして来るので、もはや何が何やら。これは逆に作品的なハードルを上げる事になって面白い。

関係ないけど「H2O」で検索して、本作の公式ブログがトップに来たのに感心。
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2008.02.06

のらみみ

4話目まで見た。

予備知識もなにも無しに見たから、結構感心してしまった。本作は要するに、藤子作品みたいな「居候キャラ」が各家庭にいるような世界。そのキャラ達は、不動産屋のような業種の紹介を経て各家庭に赴く…というのが基本的な世界設定。まあ要するにパロディではあるんだけれど、視点の広げ方として非常に巧み。

本作は上記に例として出したような「居候キャラもの」作品は勿論、色々なキャラクター達が各話ごとに登場してそれぞれの生活に触れられるというストーリー形式(…いい例が思い浮かばないが、「人間交差点」辺りに狂言回しの視点を導入したような連作スタイルを借用した感じ)でもあるという、二重構造を持っている。

その上各家庭という横構造と同時に、以前居候していた相手の存在(キャラは相手の中学入学と同時にその家庭を出なければならない)という縦構造もあって一筋縄でない。…システム化された「出会い」と「別れ」が、逆の意味で切ない。
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2008.02.05

破天荒遊戯

5話目まで見た。

すっごい「最遊記」っぽいな…と思ったらそれもそもはず、原作は同じ雑誌での連載作だった。本作も一種のイケメンロード物で、主役こそ女の子になってはいても、そこはかとないオサレな説教かまして来る辺りとかまさしく。あとはそれぞれのキャラの不幸な過去自慢が必須だが、まだ序盤だけに今後に期待って事か。

本作で個人的に面白いのは、今川泰宏氏の参加。今まで氏が携わった作品からすると相当路線が違ってる訳で、今後どう作用するのかってのは正直未知数。上手い具合に化学反応すればいいんだけれど…現在見た限りでは、お仕事として割り切った感じはしてしまうかも。もっと吹っ切ったムチャを見せてくれんかな。

しかしヒロインの魔法とか、何の説明も無しにいきなり使ってるけど…これも一種のオサレですか。どうせなら映像的にもっとやらかして欲しいもんだが(それこそシャフト並に)、その辺は大人しいんだな。こっちもタイトル同様ムチャしてくれ。
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2008.02.03

AYAKASHI アヤカシ

4話目まで見た。

いやはや、まぎらわしいタイトルだな。だってまずノイタミナ枠でやってた「怪〜ayakashi〜」ってアニメがあるし、「妖奇士(あやかしあやし)」だってそんな前の作品じゃない(あと個人的にはマーメイドのゲーム「あやかし草子」と、夢野久作の「あやかしの鼓」を加えてみたり)。まあ題名に文句付けても仕方ないのだが。

内容としては…原作はてっきりラノベなのかと思ったら、どうやら成人向ゲームらしい。そう聞くと結構意外だったりするんだけれど、バトル中心のエロゲというのも(TYPEMOON作品を筆頭にして)そう珍しくはないのか。本作の極端に血腥い内容は(地上波だと修正がすごすぎて訳わからん)、確かに18禁的って事かもね。

本作で面白いのはスタンド(敢えてこう言う)を行使する上でのリスク。意外と見過ごされて来た事だし、結構納得できる。そうしたオカルト的な契約どうこう以前に、アヤカシが戦闘で用いるエネルギーは保存則的にどこから来てるんだよって。
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2008.02.02

狼と香辛料

4話目まで見た。「趣味の良い」作品だと思う。

…乱暴な表現になってしまうが本作を要素として分解したら、シェイクスピア作品みたいな舞台設定や雰囲気に西洋の民話・伝承を加えて、経済ネタを織り込んだような感じか。ファンタジーってくくりでもまだこういう事できるんだなあ、と感心。

ただぶっちゃけ自分は経済っていうか、商売や取引に経営とかその他諸々に関しての知識はろくに持ち合わせが無いので、結構チンプンカンプンだったり。…それはそれで、作品として見る分には新鮮だった訳だけれど。たださすがに自分がアホに思えて来たので今度ちょっとばかり、さわり程度でも勉強してみるかなあ。

アニメ作品としては決して派手にはなりようがないだけに、当たり前のように着実な作りで好感が持てる。そういう意味で、(原作イラストに似ているかどうかと言われると微妙だが)黒田和也氏の起用は間違いではなかったのかもな。…全然関係ないけど主役の彼の風貌が、ネウロの刑事の人そっくりで笑ってしまったよ。
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2008.01.25

銀色の髪のアギト

観てみた、杉山慶一監督によるアニメーション映画。06年1月公開。

実験が失敗し、暴走した植物により囲まれた未来の地球。人々は凶暴な森に怯えながら暮らしていた。ある日少年アギトは、地下の施設で眠る少女トゥーラと出逢う。彼女はアギトに誘われ訪れた中立都市で、自分の知る地球と余りに違う姿に驚きを禁じ得ない。そして彼女は自らに託された使命を決断する…という内容。

GONZO制作の劇場アニメ第1作、飯田馬之介が原案なのか。まあ緒方剛志キャラデって事で以前から興味はあった。デザイン自体はそんな悪くもないと思うけど、どうも地味だね。物語面でキャラ立ちしてれば気にもならなかったんだが…

でも冒頭の植物暴走シーンは良い。…人を襲う植物相というとオールディスの「地球の長い午後」だけど、あれに較べたらのん気なもんだね。そっちはなにせ自転自体止まっちゃってるんだし、人の力でどうこう出来るレベルじゃないわな。でも何で植物は地球目指したんかな、月面からでも一番の光源は太陽のはずだし。
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2008.01.14

アトランティス 失われた帝国

観てみた、ディズニー制作によるアニメーション映画。01年公開。

亡き祖父が夢見た、失われた大陸「アトランティス」。それを引き継ぎ研究を続ける青年学者。彼はある日祖父の友人と名乗る大富豪から、彼あての小包を託される。それはまさにアトランティスへ行く為の手掛かり、主人公は富豪の用意した潜水艦に乗り込み、深海に眠るかの地を目指す事になるのだが…という内容。

まあこの作品の場合、真っ先に話題になるのがパクリ疑惑。ラピュタやナディア…正直言い逃れ出来ないレベルだとは思うけれど、さて。本作自体はジュール・ヴェルヌ作の「海底二万里」を原作としているらしいけれど、個人的には途中の陸路における旅の雰囲気が、同作者の「地底旅行」っぽい辺りがちょっと好きかも。

…でもぶっちゃけアトランティスをネタにすると、どうしても同じ様な作品になってしまう気もするんだよな。昔テレビで観た「海底二万リーグ(哩に非ず)」とか「アトランティス 7つの海底都市」って映画も、同んなじよーな話じゃなかったっけ?
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2008.01.11

劇場版カードキャプターさくら

観てみた。CLAMP原作、浅香守生監督によるアニメーション映画。99年公開。

さくらは福引で一等の香港旅行を引き当てる。兄や友人(&ケロ)を伴い、喜び勇んで香港を訪れるさくら、李らとも合流し楽しい時を過ごす。一方さくらは、不思議な空間で神秘的な女性と出逢う夢を度々見ていた。そして彼女の周囲で起こる不思議な現象。ついにさくらの前に姿を現す女性、彼女の目的とは…という内容。

筆者、実はさくら劇場版は「封印されたカード」の方を先に観ている。順番がてれこになってしまったけど、あんまり気にする必要は無いか。…内容自体は、サイドストーリーとしてコンパクトにまとまっている。ひさびさにこの作品を見てやっぱりいいなと思う反面、シリーズ未見の人には少々不親切かな?、って気も一方で。

今回の敵の目的は(ネタバレ)で、結局彼がこの世の者でないと聞かされて消えてしまう。でも最後までこのシリーズを知っていると、この後出て来るエリオルってキャラの存在も知っている訳で。…なんだか、ちょっと気の毒になってしまったな。
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2008.01.06

サブマリン707R

見てみた、小沢さとる原作によるOVAシリーズ全2巻。

人類の平和という理想を掲げ、強大な軍事力により海の支配を目論む秘密結社「USR」。その脅威に対抗するため各国は精鋭潜水艦を結集し、「平和維持海軍(PKN)」を組織する。だがその結成式典に、USRの潜水艦UXが現れ攻撃を受けてしまう。そこに駆け付けたのは日本の旧式艦「707号」だった…という内容。

原作である漫画「サブマリン707」は以前読んだ。…筈なのだが、内容は完全に忘れてしまったな。まあそのお陰(?)で本作を見るに当たっても、特に違和感を覚える事は無かった。原作の印象は良くも悪くも「古き良き少年漫画」って感じか。

そういう意味だと本作OVA版は、「沈黙の艦隊」以降の環境を感じ取る事ができるかも。艦体の各部そこらじゅうをパカパカ開けて色んな武器を撃ち出す様は、流石にリアルとは言わないだろうけどな。でも案外暖かみのあるCG映像は原作の雰囲気を壊さずにいい感じ(まあ内容自体は置いといて)。…あと幼女媚びすぎ。
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2007.12.29

劇場版 天地無用! 真夏のイヴ

観てみた、木村哲監督による天地シリーズ劇場版・第2作。97年公開。

天地の事を「パパ」と呼ぶ謎の少女が突然現れた。麻由華と名乗る彼女は、自分が何者かも覚えてはいなかった。彼女の出現に戸惑う天地たちだったが、麻由華の天真爛漫な振る舞いにいつしか打ち解けるようになる。だが麻由華に不審な行動が見られるようになる。どうやら彼女の背後には謎の黒幕が…という内容。

…これで多分筆者、「天地無用!」シリーズの映像作品は大体一通り見た事になると思う、ふう。まあ何だかんだで、決して嫌いではないよ。まさに90年代を象徴するアニメだと思うし、個人的に思い入れの強い作品でもある(「新」とかさー…)。

で本作だが、出来自体はふつー。良くも悪くも「いつもの天地」なので、安心して観られるのは確か。ただ新キャラに今いち面白味が無いので、その点は残念。…天地は敵をやっつけて終わりじゃなく、結果的に一家に加わるってパターンが多いけど本作も同様。最終的に本家OVA三期も、同様の着地を見せたのは面白い。
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2007.11.19

ef-a tale of memories

7話目まで見た。…怪文書アニメ?

まあ例の7話目の画面演出による印象があまりにも強烈だったから、そう思った訳だけど。シャフトアニメは以前からタイポグラフィック的な演出手法はよく使うので、非新房監督作であるこの作品も同様なアプローチをしたものという事だろう。

ただ本作の主題には「文章を綴る」という行為が、割と中心素材として織り込まれている訳で。コミュニケーションをはかるための、「言葉」という存在を強調する意図はあるのかも。…まあ「小説」「漫画」「映画」という三者三様の表現手段を採る中で、最も密接にテーマと関わるものと逆定義するべきかもしれないが。

ただ「短期記憶障碍」というモチーフは、正直「またか」と思ってしまう。最近の流行に関して何を以てルーツとすべきかは難しいけれど、少なくともエンタテインメントとして力技で成立させた「メメント」はやっぱり偉大だ。…つうか「アフター0」じゃないけど、小説を書くのもショートショートから始めたらいいじゃん、と思ったり。
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2007.11.16

REIDEEN

4話目まで見た。

と、ここまで見ても今いちピンと来ないのだが、これ本当に「勇者ライディーン」のリメイクなのかね?…いやでも確かに「フェードイン」とか「ゴッドアロー」とか言っているので、多分そうなんだろうけど(ただそのネーミングを実際口にされると妙に浮いてるし、何とも気恥ずかしい思いがするのはどういう事?)。まあ超者よりは…

それより不思議なのは(単なる偶然なのだろうけれど)、本作同様現在東京MXで放映されている「GR」との共通点。どちらも「過去作のリメイク」である点以外にも「腕のリング」、ロボットが「超過去の遺産」である等…まあありがちと言ってしまえばありがちな設定なのだが、なんだか妙な感じがして勘繰ってしまうよ。

しかし本作は主人公の風貌が「BLEACH」のクインシーの人みたいで…それってつまり、「ゼーガペイン」の会長が主役になってロボ操縦するようなもんかと。それもまた何か妙な気がしておかしい(ヒロインもゼーガの「先輩」みたいだしな)。
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2007.11.11

逮捕しちゃうぞフルスロットル

4話目まで見た。

この作品のアニメも沢山シリーズが作られ過ぎて、何だかもうよく判らんな。…初期のOVAから「B'T X」打ち切りを受けて始まった第1TVシリーズ。その後の続編「SECOND SEASON」に劇場版、ワンダフル内の深夜5分枠に長期休暇中にやった再放送での新作特別編なんてのもあったっけ(…やべえ、俺ほとんど見てる)。

まあそんな感じで今回の「フルスロットル」になる訳だが、結構な時間を経ても作品自体の空気はあんまり変わってないねえ。…ただ唯一違うのが、キャラの面影から原作テイストが失われて、完全に中嶋絵になってしまったって事か。原作自体絵柄が安定してないから仕方ないのかもしれないけど、ちょっとどうかねえ。

原作の絵柄には良くも悪くも幼さがあって、キャラが何をやっても学生気分の延長って感じで許せるけれど、大人っぽい中嶋キャラだと夏美の怪力描写からして見ててイタくてかなわんな…でもまあそれはそれで。東海林くん早く出ないかな。

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2007.11.09

オーバン STAR-RACERS

5話目まで見た。

まあぶっちゃけ「スターウォーズ」エピソード1のポッドレースを、アニメでやってるって感じなのかな。…そっちは「ベン・ハー」の戦車競走シーンをエピソード6のスピーダーバイク・シーンの演出で、最新のCG技術により映像化したものと言えばいいのか(個人的には、EP6での「ゴーモーション」映像の方が好きだけど)。

でも思ってたより全然楽しい作品…思ってた以上に、シリアス風味でもあるし。当初の正規ドライバーを、ああいう形で退場させるというのは結構意外だったかも。だってああいうのって、普通は主人公の挫折展開だよな。今後どうすんだ、彼。

フランスとの合作で、監督を始めとしたメインスタッフがそちらの人、と聞くと結構納得できるような意外なような。ただ確かに、あちらの漫画でも(バンドデシネと言うべきなのか)淡泊な絵柄の時のメビウスや、タンタンなんかを連想する。…日本で大ウケするような作品では流石にないだろうが、こういうのも仲々良い。
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2007.11.08

しゅごキャラ!

4話目まで見た。

ああなるほど、タイトルの意味がようやくわかった…「守護」って事なのか。(ダブルミーニングかもしれないけど)てっきり「しゅごいキャラ」って感じな、みさくら語的ななにかと思ってた。それより逆に、本編内で「キャラ」って言葉を押しすぎだ。

しかし「なかよし」のアニメは、飽く迄も変身ヒロインバトルなんだねえ。セラムンから(?)の伝統なのか知らんけど。まあ作者からして「ローゼンメイデン」でアリスゲームやってるんだから、本人の志向や適正なのかね。…ただ「かみちゃまかりん」見てた時も思ったけど、今の女児に対してはこういうのどうなのかなあ?

大きなお世話か…あと、本作は思ってた以上に作画や演出が丁寧で良い。現在のプリキュア同様純粋なキッズアニメって訳ではないだろうし、そういうアピールはあってもいい。ただ内容的には今一つ本作ならではっていう「味」が見えて来ないけれど、これはこれで期待してる。早く次のニューフォーム、出て来ないかな。
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2007.11.07

キミキス pure rouge

5話目まで見た。

これも原作のPS2ゲームは持ってる。けど発売してすぐ買ってから、今まで積みっぱなし…別冊付録の付いたゲーム雑誌まで買ったのに。ほらタイミングを逃してしまうと、一気にやる気って失せるじゃん。まああんまり言い訳にならないか。

取り敢えず、結構期待していたのは確かなんだよな、原画担当が「農ドルちゃん」の人だし(いやその前にTLSSだろ…)。でまあ今回のアニメ版でも、高山キャラがいい感じで動いてたらそれで別にいいんじゃなかろうか、とは思うんだけど。何やら原作を知らない自分には、少々推し量りがたい状況になっているようで…

ただ確かに原作を知らなくても、何故か赤髪とサックスには感情移入しづらい。この手のアニメでの、男性側の複数視点に慣れていないせいかね。…代わりに思い出したのがママレードボーイ(ED曲が流れる中キスシーンで引きの1話とか)。個人的に感じる最大の問題は原作改変より、何かどっか垢抜けない雰囲気かも。
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2007.11.06

もっけ

4話目まで見た。

このアニメに関しては、原作の単行本を持ってる。とは言っても1巻を買って積んでおいたら、そのまま行方不明。結局いまだに、内容を知らないままだと言う…

そういう訳で中身に触れるのは今回のアニメ版が初めてなのだけれど、「妖怪」と少女の関わり様を描いた作品、という認識でいいのかな。でもこの手の作品としては、妖怪が割と現実的な脅威や障害になっているのに、案外「退魔」的な要素が薄いのが面白い(…例えば学校の怪談なんか、まさにそうだったでしょ?)。

「主人公2人に妖怪をどうこう出来る力が無い」という設定は、それが本作における結構独自の持ち味を与えている。と言うか…例えば少女期の生活や人間関係での、もどかしさや至らなさのアナロジーとして働いているように見受けられる。

そういう訳で本作にとってどれだけキャラを魅力的に描けるか、掘り下げられるか…というのが鍵になると思うんだけど、うーん。絵はやっぱ原作の方がいいね。


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2007.11.04

プリズム・アーク

4話目まで見た。バリにばかり注目してたけど、ぱじゃまソフトが原作なのね。

…まあ自分はそこのゲームをプレイした事は無いのだが、大分以前筆者が最初に買った非力なマシンに(確か)「パティシエなにゃんこ」をインストールしたのに、動かなかったって記憶があるな。当時HDD容量の関係でゲームの類はMOに入れていた事情もあるだろうし、スペックはもちろん相性とか色々あったみたい。

まあそんな余談はいいか。さっきも書いたけど、画面を見てた限りでは大野哲也氏の絵を、ほんの面影としても全然連想すらしなかったよ。…今回バリにしては結構押さえ気味だなあとは思っていたけれど、案外実はそうでもなかったりして。

内容的には1話を見た限りだとシャイニティアーみたいなバトル展開で話が進むのかと思いきや、魔法学園ルナみたいな内容だった…いやシト新生と同時上映の映画しか知らんけど。…まあそれより3話は「ベルカ式」でお馴染みな、斉藤良成氏の作画全開で良かった。バリもいい人選&使いどころが判ってるじゃない。

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2007.11.01

みなみけ

4話目まで見た。そうか「今日の5の2」の人か。

って、どっちも読んではいないんだけどね。…まあ要するに、この手の作品がヤングマガジン誌に連載されてるという事自体を、ちょっと不思議に感じてたもんで。でもそういう一連の流れがあるのなら、(内容じゃなく「事情的」な意味で)納得。

「この手の作品」とは書いたが、なんて形容したらいいのかな。ただ「萌え」アニメと言ってしまうと、重要な要素を大きく取りこぼしてしまう。…個人的にはきらら辺りで連載されている、いわゆる「萌え4コマ」と共通するものを感じるのだけれど。さほど奇抜な設定はせずに、日常の空気や雰囲気の中でのギャグ作品。

言うまでもなく、本作の原作漫画自体は4コマではない(らしい)けど。…しかし本作みたいに、特定のモチーフを持たない(例えば、ひだまりスケッチにおける「美術」とか)作品にはちょっと感心する。その上で、不思議と中庸にシフトしたキャラ設定や内容の中で独自の雰囲気を出す工夫は、それだけで賞賛に値する。
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