2017.02.18

ザ・ローマ 帝国の興亡

見てみた、イギリスBBC製作によるTVドラマ。2006年放映。

紀元前8世紀のイタリア半島より始まり、その後地中海一帯に勢力を拡大した巨大国家「ローマ帝国」。本作はネロやシーザーを始めとする歴史上有名な指導者を採り上げ、帝国の衰亡までを描いた全6回のミニシリーズ…という内容。

ローマを題材にした海外ドラマは他にもあって紛らわしいのだけれど、本作は多分そんなに有名じゃない方。印象としてはドキュメンタリーに挿入される再現場面だけでシリーズ化してしまった感じ(実際日本のあるTV番組で、本作の映像が引用されたらしい)で、ドラマには違いないものの結構ダイジェスト感がある。

とは言え、考証のしっかりした映像だけでも充分楽しめた。古代の軍勢が見せる威容や、投石機や櫓による攻城戦といった大規模の戦闘描写は仲々見事。今風に画面が揺れて速いカット割りで進むので、余りジックリ見る感じでもないけど…簡潔に纏められた有名な歴史的事件を目撃する様な臨場感はあるかも。
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2016.09.23

ROOTS ルーツ

見てみた、アレックス・ヘイリー原作によるTVドラマ。1977年放映。

ガンビアで暮らすマンディンカ族の少年クンタ・キンテは、白人の商人に捕らえられ奴隷として米国の農場に送られる。彼はトビーという名を押し付けられ右足を切断されても、決して誇りと自由への希望を捨てなかった。その後娘のキジーや孫のジョージが生まれるも、彼ら黒人の一族に受難は続いて…という内容。

原作者ヘイリーの祖先を題材にしたピューリッツァ賞小説のドラマ版、アメリカ本国で放送されるやセンセーションを巻き起こしたらしい。日本でも勿論大きな話題になったが、実際に全編を通して見た人そんないたのかなあ?…筆者も「クンタ・キンテ」って名前はよく知ってたのに、内容は殆ど見た記憶が無かった。

とは言え最近アカデミー賞を獲得した映画「それでも夜は明ける」と比較しても、全く古くなっていないどころか遜色ない出来で驚いた。…クンタ・キンテの名はガンビアの島にも付けられたとの事で、まさに自由の象徴として永遠なのだろう。
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2016.06.21

CHILDHOOD'S END -幼年期の終り-

見てみた。アーサー・C・クラーク原作によるTVドラマ。2015年放映。

人々が見上げる空に異星人の巨大な宇宙船が現れた。自らを「カレルレン」と名乗った異星人は圧倒的な科学力で地球上から貧困や病気、戦争までも根絶させ人類を幸福へと導いた。だが彼は仲介者に言葉を伝えるのみで、人々の前に直接姿を見せようとはしない。果たしてカレルレンの真意とは…という内容。

原作は有名なSF小説で、これまで幾度となく映像化が検討されたがその都度実現には至らなかった。今回遂に満を持して製作された6話構成のTVミニシリーズの本作は、まあ実際悪くない出来だと思う。ただ内容がほぼ原作そのままである分、今これを見せられて上記知識の無い人はどう思ったのかなあ…と。

名作SFという風格に相応しく「人類の進化」という壮大なテーマを扱っているものの、実際は感動と言うより呆然とするバッドエンドにしか見えないしな。まあカレルレンの正体の方で、落とし話短編SF的に楽しんでくれればいいんだが…
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2015.05.26

昭和怪盗傳

見てみた。仲代達矢主演、岡本喜八監督によるTVドラマ。1977年放映。

昭和初期。押し入った先で家人を相手に蕩々と説教し、貧乏人には逆に金を与えるという「説教強盗」が世間を騒がせていた。警察署に紛れ込んで捜査の裏をかくその正体は、左官工を表の顔に持つ梅吉だった。彼はカフェの女給・すえ子と暮らしつつ、夜ごとほっかむりを被って犯行に及んでいたのだが…という内容。

原作は加太こうじの「実録説教強盗昭和大盗伝」だが、内容は設定だけを借りた別物だとの事。本作は「土曜ワイド劇場」で放映された作品だそうだが、1977年は当番組が始まった最初の年で、今とは結構雰囲気が違っていたんだな。

刑事役・田中邦衛との追いかけっこや、放映当時の風景をそのまま撮影して(まあ予算の都合もありそうだが)作中との違いを仲代に語らせる等、岡本監督らしいとぼけた演出が楽しい。…因みに翌年同番組で岡本監督は赤川次郎「幽霊列車」を作っているのだが、筆者それ見た記憶があるな。そうかあれ岡本喜八か。
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2014.03.31

天才脚本家 梶原金八

見てみた、ヨーロッパ企画出演のテレビドラマ。2014年放映。

昭和9年。時代劇が盛んに制作されていた頃の京都で、仕事にあぶれた映画人が8名。監督の山中貞雄を始めとする彼らは共同で脚本を執筆し、「梶原金八」というペンネームで発表を始めた。その作品は次々ヒットを連発し、個々のメンバーの評判も次第に高まる。だがそんな最中、戦争の足音が迫り…という内容。

CSの時代劇専門チャンネルで放映された、実話を題材にしたドラマ。本作で描かれた「鳴滝組」メンバーで筆者が事前に名前を知っていたのは、山中以外だと稲垣浩くらいかな。でも仲々興味深く見られたよ、映画版のトキワ荘みたいで。

特に山中貞雄は現存する映画作品が3本きりという事もあって、伝説的に語られる存在。本作で「丹下左膳余話 百萬両の壺」の台詞が繰り返されるのも、当たり前だけどそれしか残ってないからなんだよなと。有名な「人情紙風船」に対する心残りの言葉と共に味わい深い。2時間尺の映画にしてもいい題材だと思うよ。
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2014.02.13

NHK少年ドラマシリーズ 七瀬ふたたび

見てみた。…こちら筒井康隆のSF小説としては、「時をかける少女」と並んで映像化の機会が多い作品。本作は、初の映像化である「少年ドラマシリーズ」版。

面白いのは主演の多岐川裕美が、本作に先駆けて「家族八景」のドラマ化であるTBS日曜劇場「芝生は緑」で火田七瀬を演じている点。続編なのに映像作品的にはいきなり世に出る事の多い本作も、最初は案外気を使われていたんだな。

特にオリジナル脚本回の第8話「家族」は、七瀬が家政婦をするという内容で「家族八景」の雰囲気を残しておりへえと。筆者「芝生は緑」の方は未見だけど、当時の評判は良かったのかもしれない(多分映像は残ってないんだろうねえ…)。

本作の内容自体は大方が想像する通りの少年ドラマクオリティ、でも無茶苦茶面白い。当時のビデオ撮影による映像は確かにチープだが、その分合成等の特殊技法の使用を極力抑えた演出が、同シリーズならではの雰囲気を醸し出している。…家庭用ビデオの録画でも、映像が残っていたのは本当に僥倖だったよ。
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2013.12.13

日本沈没

見てみた。…小松左京のSF小説「日本沈没」は、劇場用映画と共にTVシリーズも制作された。1974年から翌年にかけて放映されたのが、本作であるドラマ版。

内容としては多少設定の変更を加えつつ、大まかには原作を踏襲している(…まあ読んだのは昔だから、記憶が定かでないが)。ただ「1週1都市沈没」みたいな各話完結形式なので、一気呵成に状況が進む原作や映画とは印象が違うかな。

あと原作にあった「修士論文に匹敵する」とも評された科学面の解説をほぼ省略しており、田所博士の「直感だ!」で全部押し切ってしまっているのがスゲエな(いやあんな正確な予測をして見せたら、周囲も納得せざるを得ないだろうけど…)。

勿論最大の見所はやはり特撮で、結構大規模なミニチュアを組んだカタストロフ映像が毎週お茶の間で見られたというのは、確かに凄い事だっただろうな。…それにしても日本全土沈没は流石に大袈裟でも、大震災を経た今本作を見ると、色々と考えるところもある訳で。本当に先見的な作品だったのだなあと、改めて。
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2008.09.14

U・ボート TVシリーズ完全版

見てみた。…第二次世界大戦のドイツ海軍、通商作戦での勇猛さで知られた潜水艦部隊・通称「U・ボート」の苦しい戦いを緊迫したタッチで描いたドラマ作品。

実はウォルフガング・ペーターゼン監督による映画「U・ボート」(81年公開)は本来TVドラマのミニシリーズとして制作されており、それを劇場版に再編集したものだとの事(ただ本国でのTV版放映は、映画公開の4年後という逆転現象みたいな状況でもあったりする)。…しかし自分もこの件に関しては、今回初めて知ったよ。

両作を比較すると、さすがに尺を充分に取って艦内や人物の描写(ヒゲの伸び方で時間経過だけでなく、内面すら浮き彫りにさせている)、状況の推移を丁寧に描いているドラマ版の方に軍配が上がると思う。…でも映画館で見るというのが本作の場合また特別で、戦闘での緊張や潜水艦艦内そのものの圧迫感、どうしようもない「逃げ場の無さ」みたいなのは自宅のくつろいだ環境では得られないな。

…という訳でどちらにも一長一短あるけれど、初見の人にはドラマ版を推そう。
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2007.09.24

ドクター・フー

5話目まで見た。…本作はイギリスBBCで、1963年から89年までの長期間に渡り放映されたSFテレビドラマの、16年ぶりになる新作シリーズ。2005年から現在までに、2シーズン27話分制作されている。

本作の内容は、宇宙人である通称「ドクター」が時空間を自由に移動できる機械「ターディス」に乗り、様々な危機や難問に立ち向かうというもの。…これまでに主役であるドクターを、色々な俳優が何代にも渡って演じ継いで来ている。でも設定的に無理がないのが功を奏したのかも?

自分は当シリーズ自体を見るのは今回が初めてなんだけど、いや面白いねえ。5話分見ただけで、作劇上の「自由度」に驚いてしまう。ターディスのお陰で歴史上のあらゆる時点を舞台にする事が出来るのだが、タイムトンネルみたいな感じかなあ…と思ってたら全然違ってるし。

…ドクターの存在が「英雄」的であったり、トリックスター的なのも良い。
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2007.08.28

NHKスペシャル「鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜」

見てみた。水木しげるの漫画を原案としたドラマ作品。

漫画家の水木しげるは、終戦以来初めて戦地ニューギニアを訪ねる。だが帰国後、彼の周囲に奇妙な事が起きるようになる。知らぬ間に、彼自身を名乗る何者かが気儘な行動を取っているらしい。普段の仕事が一段落した後、水木は彼の戦場体験を漫画に描き記していく…という内容。

自分は水木氏のそうした戦時体験を題材にした漫画を読んだ事はないのだけれど、氏の左腕が当時の戦傷なのは有名な話だけに一応知ってはいた。鬼太郎をはじめ一般に妖怪もので知られる作者だけど、やはり描かずにはいられなかった強烈な体験だったという事なのだろうか。

本作で面白いのは、音楽が大友良英だった事。「グラウンド・ゼロ」の人、というのが自分のイメージだけど、こうした劇伴音楽の仕事も結構してるんだよね。そういや何かの映画サントラ、1枚持ってたな…
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2006.02.22

CSI:マイアミ

4話目まで見た。

好きなんだよねえ、CSI。でも自分の周りで、この番組好きだって人に会った事ないな。…まあ海外ドラマ自体、最近日本ではそうウケる事も少なくなってしまったけど。最近で最も印象的だった出来事は、ジェイムズ・キャメロン制作「ダークエンジェル」での顛末。鳴り物入りで地上波放送を始めた割に視聴率が振るわなかったらしく、シリーズ途中で時間帯を深夜に移動。同時に日本語吹替を止めて、字幕スーパーによる放送になってしまっていた(ここまで露骨で、痛々しい予算削減も見たことない…)。

で、当シリーズも地上波放送局のテレビ東京がどれほど本気なのか判らないが、こうして見る事が出来て素直に嬉しい。…スピンオフである本作マイアミは、本家CSIと比較するとキャラクター的には多少弱い気もするけれど、スリリングでワンダーな展開は変わらず、やっぱりシビレてしまう。
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2005.09.27

アストロ球団

4話目まで見た。

地上波では1時間番組を前後編に分けての放送だから、この場合実質2話分になる訳だが。…だから内容的にはまだ、ほんのさわりの段階だな。

過去に放映された数々の漫画作品のドラマ化…例えば、「エスパー魔美」や「Papa told me」、「くるみPURE」なんかを思い出してしまったよ。なんと言うかこれらに共通する要素として、「これって無理あるよね?」って印象があるんだけど。本作に関しても、全くもって同様なのだなあ(…おっと念の為に言っとくが、今挙げたの全部面白がって見てたから)。

ただまあ、筆者原作漫画は不勉強にも読んでいないから、比較検討みたいな事は出来ないと言えば、その通り。でも、線の細い最近の俳優さんたちでは、今一つ迫力自体が出ないかなあ、とは思ったかな。
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2005.09.16

必殺からくり人 富嶽百景殺し旅

4話目まで見た。テレ東お昼の時代劇ドラマ再放送枠。

やっぱり非・主水作品は新鮮に感じられるな。…必殺シリーズは大体、中村主水が主役のシリーズとそれ以外のものを交互に放送していたけど、本放送当時はそれが物足りなくて「非・主水」ものはスルーしていたもんでね。

…しかし、からくり人前作が「東海道五十三次」をヒントに殺しの相手を探るのというプロットで、その次が「富嶽三十六景」かよ、と聞くと何とも安易な感じがしてくるけどなあ(…実際、炙り出しの仕掛けも同んなじだ)。でも脇を固める沖雅也や芦屋雁之助がいい味出して、なかなか楽しい。

しかし芦屋雁之助の技の仕掛けが、どういう事になってるのかサッパリわからんな。…魚篭を相手の頭に被せて頭蓋骨を粉々に砕くらしいんだけど、篭をはずすと頭は元通りになってる…どういうこと?
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