
読んでみた、日本の出版社による自動車雑誌別冊/ムック。2003年発表。
建築・土木作業用の特殊車両である建機の中でも、特に巨大なものを「重建機」と呼ぶ。本書では巨大ブルドーザーや巨大トラックを始めとする重車両を始め、クレーンやシールドマシンといった大規模建機類を紹介していく…という内容。
先日紹介した「The 建機」が全般的な内容なのと違い、本書では巨大建機に絞って採り上げている。まあ海外には有名な「バケットホイール・エクスカベータ」を始め尋常じゃない代物があるけど(日本メーカーも建造はしている)、国内でもこんな家みたいな大きさの車両が走り回っているというのにはワクワクする。
本書では六本木ヒルズの建設に使用された「クライミングクレーン」や、シールド工法を詳細に解説している辺り興味深い。…多分興味深い人もいるだろう、自分はそんなにシールドマシンに興味津々な人っているのかな?、と首を傾げたけれど。とは言え各車両の内部や細部等、写真も多く掲載されており楽しく読める。