観てみた。ベラ・ルゴシ主演、R・フローリー監督映画。1932年公開。
19世紀パリ。医学生デュパンが見世物小屋で遭遇したのは、ミラクル博士という男が研究する進化したゴリラ・エリックだった。博士はゴリラの血液を人間に輸血して、新生物の交配を目論むも失敗続き。娼婦の死体が何人も発見されていた。やがてエリックは、デュパンの恋人・カミーユに目を付け…という内容。
原作はポオの推理小説だが、何故か狂人科学者が登場する(映画「フランケンシュタイン」から外された、ルゴシへの補填の為という事情だそう)、謎の魔改造映画になってしまった。しかもゴリラが美女をさらって大暴れするという、翌年の「キングコング」に先駆けた内容。これはひょっとして、プロト・キングコング?
かと思ったら、この当時「インガギ」(1930年)という映画等で「ゴリラ+美女」を絡めたネタが話題で、両作共その流行に乗ったものらしい。ポオ関係ねえ…というのは変わらない駄作だけど、色々な要素が交錯しているのは興味深い。
2026.03.09
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